tag:blogger.com,1999:blog-35894930.post1668416798444400333..comments2023-12-31T15:40:06.675-08:00Comments on Peace Philosophy Centre: オリバー・ストーン来日を2週間追跡取材した朝日新聞の記事Peace Philosopherhttp://www.blogger.com/profile/03884294048618803206noreply@blogger.comBlogger1125tag:blogger.com,1999:blog-35894930.post-55998268603004315892013-09-19T08:56:09.652-07:002013-09-19T08:56:09.652-07:00オリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック博士の来日狂想曲
8月に来日したオリバー・ストーン監督...オリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック博士の来日狂想曲<br /><br />8月に来日したオリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック博士のマスコミの取材熱は、まるで今夏の酷暑のようで、かなり異常だった。ふたりは何処へ行ってもたくさんのカメラに囲まれ、マイクを突きつけられて日本人への「メッセージ」を求められていた。金魚の糞が付いていては自由に歩くことも出来なかったようで、気の毒としか言いようが無い。<br />しかし、実際にテレビや新聞などの報道を見ると、失望感を抱かざるを得なかった。<br />インタビューなどの切り取り方が「広島、長崎は二度とあってはならない」「原爆投下の正当化は出来ない」の部分に焦点が当てられて、世界で唯一の被爆国としては仕方ない部分があるにせよ、戦争と言う大きな視点が欠如しており、歴史と向き合う重要性、九条を含めた護憲の意味、アメリカ帝国主義批判、沖縄の基地問題、日本はアメリカの属国、安倍政権の嘘など、ふたりが強調している問題を、(多分意識的に)外しているものが多かった。いまや安倍政権の片棒を担いでいるメディアであるから予想はしていたが・・・。<br /> 日本のマスコミの紋切り型の質問にも少々うんざりした。「メッセージを・・」と請われ、監督が「メッセージとは哲学的なもので、自分は映画監督である」という主旨のことを言っていたが、1,2の番組を除き、マスコミの報道はハリウッド映画監督来日のお祭り騒ぎに終わったと感じたのは私だけではないだろう。<br />もちろん、「The Untold History of the United States」(*「もうひとつの・・」というタイトルは魅力的ではあるが、「語られなかった・・・」と言うオリジナルタイトルとは微妙に意味が異なると思う)の作者・制作者が広島・長崎の平和大会に参加した意義は大いに有ったと思う。東京で開催されたシンポジウムには若い人たちの姿も多く、ふたりの「日本はアメリカから自立せよ」という言葉にしきりにうなずいていた。<br /> それにしても、日本は相変わらず外圧〔=アメリカ〕に弱い国である。同じことを日本人が発言しても殆ど無視されるのに、ハリウッドの映画監督が言えば、大きく取り上げる。政府もマスコミもアメリカ人には過剰に反応する・・・何とも痛々しいかぎりである。それでも、外圧の意味はそれなりにあるので、無いより有った方が良いとは思うが、今年は「8月6日、9日」が朝日新聞でさえトップニュースではなかった事実は深刻である。 <br />(2013年9月 60代女性)<br /><br /><br />Anonymousnoreply@blogger.com