親愛なるVancouverのみなさん
今 大きな感動が私を動かしこのメールをさせています。
ご存知のように9条世界会議は大成功でした。 しかし、私は、会議に参加している間中いろいろな心配事や問題、私たちの課題を目の当たりにして苦しいこともありました。が、そういうことも含んでも尚、戻ってくる大きな感動を今 手に入れています。それをつかんだのは最終日でした。
最終日6日は午前中だけでしたが、まとめの全体会でした。弟1日目(4日)の基調報告をうけての2日めの分科会、自主企画からの報告があり、その後 大会宣言の内容についての討論をしました。 私はなによりも会場からの発言に感動しました。沖縄に住んで平和活動をする元アメリカの兵士、「沖縄には安保条約があるが9条はない」沖縄からの発言は厳しいもので会場を引き締めたと思います。ベトナム、フイリピン、アフリカ、日本各地からの発言。それは、日々地を這うようにこつこつと仲間を広げ憲法違反9条違反の現状とたたかっている姿でした。(私は「言うだけ」のことには感動しません)
3日間をとうして、外国からの招待客、パネラー、のみなさん、外国からの一般参加者から多くを学んだことも事実です、 貧困、病気、環境問題、暴力、人権、戦争など各国が抱える問題の原因は共通であること、したがって解決のみちすじも細かい手段は違っても方向は同じであること、 その方向とは「9条の精神を実現させていくこと」です。この会議では、9条の精神の実現を求めていくということで、世界はつながったのです。そして私たちの9条は世界から求められていると実感できたのです。 このことを日本中に広めることは、日本の有権者が安心して憲法をえらびなおすことができる力になる。
でも、なによりも私が感動したのは日本の人々でした、多くの若者がボランチィァとして会を支えていました、 会場内で討論を聞く年配者は首を突き出して日本語通訳の言葉を一言も漏らすことなくつかもうとしています。この熱心さは、地元の困難と闘いながら日々活動しているからです。 私は高い場所から会場に入れなかった人々の長蛇の列を見ました、その一人ひとりが9条を守るために、また基地反対、核兵器廃絶、生活保障、教育の自由、などそれぞれの地域でのたたかいをしながら、世界の人々から学ぼうとやってきたのです。もうしわけないですが私はこの日本各地からの参加者の「熱心さ」「必死さ」は他の参加者と、またこれまでの集会と違うように感じました。それは9条をとりまく状況が緊迫していること、日本の参加者はそれを日々活動で実感していると思いました。 参加者は、会場内に1万2千人、会場に入れなかった人3千人計1万5千人。大阪集会では6千人を越えていたそうです。ともに近年にない数字です。
大会の成功を私の大好きなVancouverの仲間のみなさんとshare出来たことを嬉しく思います。ありがとう
岩下美佐子
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