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Thursday, July 08, 2010

Ochiai Eiichiro's Article in Nikkan Berita on Oura Bay Documentary 大浦湾軍港計画ドキュメンタリーについての日刊ベリタ記事

(Photo from Ryukyu Asahi Broadcasting's website)

This is Ochiai Eiichiro's article in Nikkan Berita, an on-line alternative journal in Japanese, on Ryukyu Asahi's documentary on the U.S. plan to build a military port in Oura Bay, Okinawa. See Japan Focus article (with YouTube links) for the English introduction and summary of this documentary.

私が『Japan Focus: Asia-Pacific Journal』誌のために紹介記事を書いた琉球朝日放送のドキュメンタリー番組について、落合栄一郎さんが『日刊ベリタ』に紹介してくれました。以下に貼り付けます。『ベリタ』の記事はここにあります


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落合栄一郎

辺野古移設の欺瞞

普天間基地閉鎖、県外移設を約束した鳩山首相は、最
後になって自民党時代からの約束であったとされる辺
野古への移設をアメリカ側と約束してしまった。菅首
相はそれを引き継ぐと明言している。これはあくまで
普天間の代換地提供という形で行われる。アメリカ側
は、鳩山政権にたいして、代換地は辺野古に限ると強
く主張し、日本側は、その他の候補地を断念させられ
た。辺野古以外の候補地はなぜいけないかについての
明確な説明はなく、辺野古移設を無理矢理に飲まされ
たのである。なぜそうだったのか。

その答えは、琉球朝日放送が、昨年10月初旬の深夜
(深夜の放送しか許可されなかったようである)に放
映した「狙われた海—沖縄・大浦湾 幻の軍港計画」
というドキュメンタリーにある。それによれば、44年
前に辺野古を含む大浦湾一帯に軍港も含む大規模な軍
事施設を作る計画がアメリカ軍部で作られていて、そ
れが頓挫して諦められていたのが、今回の普天間移設
という形で復活してきたということのようである。だ
から、辺野古・大浦湾でなければならなかったのであ
る。移設ではなく、元からあった計画の復活である。
これをアメリカ側が本気で実現するつもりでいるかど
うかは、不明であるが、いったん辺野古海上基地が着
工されれば、なしくづしに拡張される可能性がある。
これは今の時点で阻止しなければならないであろう。

一つは、先にも報告した(日刊ベリタ:2010.01.14)
ように、この海域を基地化することによって、天然記
念動物ジュゴンの絶滅をもたらす可能性があるから、
環境保護のために、辺野古・大浦湾を破壊するような
開発は御法度であるというアメリカでの判決などを援
用するとともに、日本国民全体が、沖縄に更なる基地
増設に断固反対するという意思を示す必要があるであ
ろう。

なお、上記のドキュメンタリーは、以下のユーチュー
ブで見ることができるので、是非ご覧いただきたい。

http://www.youtube.com/watch?v=UrLM3hkd5cY&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=ERhCNuSW4CQ&feature=related 

http://www.youtube.com/watch?v=y9GZ-COUDXU&feature=related 

なお、英文の解説も含めて、http://peacephilosophy.blogspot.com/2010/07/japan-focus-article-assault-on-sea-50.html でも見る事が出来ます。

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(付記―上のリンクはピースフィロソフィーセンターが Japan Focus 誌の記事を転載したものなので、元の記事についてはhttp://www.japanfocus.org/-Norimatsu-Satoko/3381 をご覧ください。)

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