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Thursday, March 24, 2011

東電福島第一原発事故 3月25日午前6時台(日本時間) Fukushima - As of March 25 AM (Japan Time)

日本時間 3月25日の朝6時台にこれを書いています。See below links for reactor update and radiation levels at differenct places in Tohoku and Kanto areas.

★衆院議員服部良一事務所の森原氏が最新の原子炉状況を送ってくれました。
福島原発事故概況一覧(第24版,24日23:18現在: http://bit.ly/hL0411 )。

★日本原子力産業協会によるものは、24日午後10時現在
http://www.jaif.or.jp/ja/news/2011/110324fukushima_event-status-32j.pdf
(日本語)
http://www.jaif.or.jp/english/news_images/pdf/ENGNEWS01_1300976122P.pdf
(Reactor update in English 英語)

★森原「作業員2名の被曝の報に胸が痛む。朝は1~4号機で同時発煙と緊張した。
1号機格納容器内圧は依然高いが原子炉温度は下降。電源確保は進展せず。やは
り電源が何とかならないと…。」

★負傷した3人(足の被曝で病院に運ばれた2人を含む)が随分ニュースになっ
ていて、東電の会見でも、記者たちが鬼の首でも取ったかのごとく東電を詰問し
ています。NHK「大本営」までが、今まで政府や東電の対応を全く批判するこ
とはなかったのに、「こんな被曝は許されない」みたいな厳しい口調になりまし
た。先にも書いたように、今までたくさん負傷があったし死亡もあったと報道さ
れているのに、なぜ今この3人、特に足に「ベータ腺裂傷」を負ったと言われる
二人のことをここまで言うのでしょうか。もちろん被曝は重大だが、それまでの
負傷者や死亡者、不明者についてほとんど何も言わないできて、今になって急に
騒ぎ出す背景にどんな意図があるのかと考えてしまいます。]

★東大物理学の早野教授の研究室がお役所(保安院),、東電の出すデータをどんどんグ
ラフにしています

深刻な問題とされる1号機格納容器圧力について Pressure in the containment vessel of No.1

http://plixi.com/p/86391141
24日NHKの放送では、低まった後の値(.3MPa台)を言って、「最高使用圧
力にはほど遠い」みたいな報道をしていました、実際この早野研究室作成のグラ
フを見てみたら、最高圧力にかなり近いぐらいに一時上昇していました。こうい
うことは報道されません。温度も一時、設計温度を超える400度を超えました。
1号機の非常に危険な状態は続いています。

これは16日から24日までの関東地方の放射線推移です。Radiation levels in Kanto Area for the past week
http://plixi.com/p/86442709
爆発や火災がたくさんあった先週前半のすごい影響が今になってわかります。2
1日の2,3号機での白煙・黒煙事件の影響と思われる変化もわかります。政府
も保安院も文科省も情報は出しているが非常にわかりにくい出し方をします。こ
うやって市民が時間をかけて解釈をしなければいけないのです。

これは東北のグラフです。データが足りないですが。Tohoku Area
http://plixi.com/p/86442791

★この定期的に出てくる福島県、原発周囲の文科省放射線データと解説は本当に
わかりにくいと思います。MEXT data of radiation around Fukushima Daiichi

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/24/1303995_2416.pdf
この最後のページ「日常生活と放射線」ですが、カナダの友人が "Happy
Radiation Chart" と呼んで、あきれていました。まるで放射線を受ける活動が
楽しいことのように、スマイルしているようなイラストがちりばめられています。
あと、観測数値は全部マイクロシーベルト/時なのに、この 「ハッピー放射線チャー
ト」は全部マイクロシーベルト/回か、年。いちいち計算機を持ってこないとこ
の福島各所の観測データがこの「ハッピー放射線チャート」のどこに位置するの
かわからないでしょう。日本の政府とメディアは数日前まで、「毎時」のデータ
と「毎回」「毎年」のデータを混同させ、「毎時」のデータを過小評価する宣伝
をずっと続けていました。批判が高まったせいかこの2日ぐらい見ていないよう
な印象を受けます。

日本の人が平均的に一年に浴びる放射線といわれる1500マイクロシーベルト
(年)を基準にすると、1500/365/24=0.171

毎時の場合、0.17以上だと、それと同じ量を毎時一年間浴び続けたら年間1
500マイクロシーベルトということになります。

国際平均といわれる2400マイクロシーベルトだと、1時間平均にすると0.
274となります。

こういった数値に比べると、やはり福島県に出てきている数値は、30キロの外
にも65マイクロシーベルト/時、30マイクロシーベルト/時など、異様に高い
数値が見られます。

★東電福島第一原発事故の程度はまた国際的評価がより深刻な方に格上げされ、
「レベル6」(スリーマイル島は5、チェルノブイリは7)となりました。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103240465.html(日本語)
http://au.news.yahoo.com/thewest/a/-/world/9016897/fukushima-upgraded-on-nuclear-accident-scale/
(English 英語)

引き続き、フェースブック (Peace Philosophy Centre)、ツイッター(PeacePhilosophy)、またこのブログで日英語で報告していきます。

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