このサイトでも何度か紹介しましたECRRのクリス・バズビー博士による『福島県「県民健康管理調査」検討委員会のプロジェクトと報告書についてのコメント』の日本語版(翻訳 鈴木宏子 監訳 松崎道幸)を紹介します。以下、「パレスチナ連帯・札幌 代表」の松元保昭さんがこの文書を広めてくださったときの紹介文より。
山下俊一、児玉和紀らを委員とする〔福島県「県民健康管理調査」検討委員会〕の報告書に対して、ECRRのバズビー博士は「科学とはほど遠いもの」と具体的な事実をあげて指摘しています。英語の原文は日本語版の下に表示されています。クリックすると大きく見られます。
これは「まともな疫学調査ではない」、委員会は「最初から、放射線被ばくによって病気が増えるはずがないと決めつけて」おり、「これは科学ではない…推論科学でさえない」ときびしく批判して、日本もチェルノブイリ後の「旧ソ連の戦術」を踏襲しようとしていると警告しています。
さらに、「これは純然たるごまかし以外の何物でもなく、検討委員会のメンバーは、全員法廷に召喚して弁明を行わせ反対尋問を行う必要があ」ると、市民の立場からきびしく糾弾しています。
この文書は、今後の市民の闘争の画期をなす重要文書と思います。ぜひ予定されている「国際専門家会議」にもぶつけてほしいと思います。
ダウンロード・印刷にはこちらのリンクを利用ください。
参考: 過去のクリス・バズビー氏関連の投稿は
「米国にまで広がったプルトニウム」クリス・バズビー博士インタビュー in 『週刊金曜日』Fukushima is Worse Than Chernobyl (上記インタビュー内容の英語版:ジャパンフォーカス誌) ECRRクリス・バズビー論文「福島の破局的事故の健康影響」日本語訳
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