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Sunday, March 02, 2014

【日本語字幕版】ドイツ放送局ZDFによるフクシマ3周年のドキュメンタリー番組はますます深刻化する原発事故の実態を浮き彫りにする Japanese subtitled version of ZDF documentary on Fukushima Nuclear Catastrophe

ドイツ在住ジャーナリスト、梶村太一郎さんのブログ「明日うらしま」より、許可を得て一部転載。
http://tkajimura.blogspot.ca/2014/02/zdf.html
 昨晩(2月26日)、ドイツ公共第2テレビ放送ZDFが、フクシマの現状を29分のドキュメントで伝えました。 現在の双葉町 現場で当事者たちとのインタヴューで、安倍首相の「フクシマはアンダーコントロール」であるというオリンピック招致の際の発言が、大嘘であることを実証した力作のレポートです。   

登場人物は、双葉町で墓参りをする井戸川元町長からはじまり、小出裕章京大助教授の「フクシマはこれまででもチェルノブイリ事故での同量の核物質が放出されており、現在も放出され続けており『out of control』である」との見解、また事故直後の地下水遮断計画が、どのように阻止されたかも菅直人元首相と馬淵氏の証言でレポート。さらに阿武隈川が流域の山系のセシウムなどを集めて、河口沖では、驚くべき海洋汚染が続いているが全く無視されていることを京都大学の研究者の現場でのモニタリングで伝えています。 阿武隈川河口沖で取材するヨハネス・ハーノ記者 また除染作業がホームレスの人たちを使うヤクザの食い物になっていることを、仙台の今井牧師と被害者の匿名証言で報道。 泉田裕彦新潟県知事の「今、新しい『原発安全神話』を作ろうとしている」との見方も伝えられています。

井戸川元町長の「日本政府の非人間性への激しい怒り」を共有するジャーナリストチームの優れた仕事です。

これがZDF番組の日本語字幕版 YouTube です。見て拡散してください。


日本のTV局も311の3周年に向けこのような批判的番組を作っていることを期待します。@PeacePhilosophy 



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