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Sunday, January 05, 2014

1月4日ヘーゲル国防長官と小野寺防衛大臣の電話会談の内容-国防総省の発表

(1月6日追記。天木直人さんのブログと併せて読んでください。
ヘーゲル・小野寺会談をねつ造して伝えようとした安倍政権とそれに加担したメディア
(1月7日追記。天木直人さんの追加記事。
ウソ発表を認めた小野寺防衛大臣

1月4日のヘーゲル米国防長官と小野寺防衛大臣の電話会談について日本のメディアの報道では誤解を招く部分があるのでここに国防総省の発表の翻訳をしておく。
これを読めば、共同が首相靖国参拝問題について「ヘーゲル氏からの言及はなかった」と報じているのはウソだということがわかるし(1月7日追記。もう一度この毎日のサイトの共同記事へのリンクに行ってみたら、ヘーゲル氏が「説明は分かった」と言ったと書き換えられていた!)、検索すると一番多く出てくる見出し「沖縄の基地負担軽減で一致」という言葉はこの発表には見当たらない。多分「辺野古の埋め立て承認を確保したこと」と「地位協定の環境に関する補足」の部分のことを指しているのだろう。「地位協定の環境に関する補足」とは、基地返還前の地元自治体立ち入りのことを指していると思われる。新基地建設と、返還する基地の事前立ち入りの許可を「沖縄の基地負担軽減」と呼ぶのはこれもまたウソである。ワシントン共同は「日本に中韓との関係改善求める 米国防長官」と、この国防総省発表の内容に沿った報道をしている。防衛省のサイトには何もない。昨年11月27日の「防空識別圏」についての電話会談はすぐ報告しているのに。今回のはなかったことにしたいのかな?
(1月7日追記:防衛省のサイトに報告があった。
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2014/01/04b.html 話題は沖縄の埋め立て承認と、日米ガイドラインについてのみ。靖国問題のことは触れられていない。)


今年もよろしく。 @PeacePhilosophy

IMMEDIATE RELEASE

Release No: NR-004-14
January 04, 2014

Readout of Secretary Hagel's call with Japan's Minister of Defense Itsunori Onodera



ヘーゲル長官と日本の小野寺五典防衛大臣の電話会談の読み出し

Pentagon Press Secretary Rear Admiral John Kirby provided the following readout:

国防総省の報道官であるジョン・カービー准将が以下の読み出しを提供した。

"This morning, Secretary of Defense Chuck Hagel called Japanese Defense Minister Itsunori Onodera to express appreciation for the Government of Japan's efforts in securing approval of the landfill permit request to build the Futenma Replacement Facility at Camp Schwab-Henoko Bay, which is a critical part of the realignment of U.S. forces on Okinawa.

「今朝、チャック・ヘーゲル国防長官は、日本の小野寺五典防衛大臣に電話し、日本政府が、沖縄の米軍再編計画の要の部分である、普天間代替施設をキャンプ・シュワブ-辺野古湾に建設するための埋め立て許可を確保した努力に対して感謝の意を表した。」

"He also noted the importance of the recent agreement by the United States and Japan to negotiate a framework to supplement the Status of Forces Agreement on environmental matters.
「長官はまた、米国と日本による最近の、地位協定の環境に関する補足の枠組みを交渉する合意の重要性に言及した。」
"Secretary Hagel and Minister Onodera discussed the implementation of several Alliance initiatives announced in the Oct. 3, 2013, 2+2 statement, including the deployment of a second TPY-2 missile defense radar to Japan and the launch of a forward-looking revision of the U.S.-Japan Defense Guidelines, where the two agreed on the importance of a transparent process.
「ヘーゲル長官と小野寺大臣は、2013年10月2日の2プラス2声明で発表された同盟にかかわる新たな取り組みについて話し合った。それはTPY-2 ミサイル防衛レーダーの2度目の日本への配備と、日米防衛ガイドラインの前向きな改定の着手を含むもので、透明性のあるプロセスの重要性について二者は合意した。」
"Secretary Hagel underscored the importance of Japan taking steps to improve relations with its neighbors, and to promote cooperation in advancing the shared goals of regional peace and stability. Secretary Hagel said he looked forward to continued bilateral discussions on strengthening the Alliance to meet the security challenges of the 21st century."
「ヘーゲル長官は日本が隣国との関係を改善する方策を取り、地域の平和と安定という共有する目的を推し進めるための協力を促進する重要性を強調した。ヘーゲル長官は、21世紀の安全保障に関する課題に対処するための同盟の強化について二国間の議論を継続することを期待すると言った。」
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7 comments:

  1. ヘーゲル国防長官の発言は共同の記事(英文)で知ったのですが、それでは国防総省の発表を伝えていました。それに基づいてブログを書いた(http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201401050000/)のですが、日本での報道はチェックしていませんでした。報道までに時間がかかっていたような気もするのですが、はっきりしたことは、わかりません。

    言われてみれば、ありそうな話ですが、それにしてもひどいですね。共同通信に対しても失礼な話だと思います。

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  2. Anonymous12:22 pm

    イタル・タス電が報じた会話内容はまた一味違っているけど、はたして真相はなんだったのだろう?
    http://japanese.ruvr.ru/2014_01_05/126877493/

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  3. イタル・タス電だとして日本語版のボイス・オブ・ロシアが伝えている記事は、毎日新聞が共同電として掲載した記事(このブログでリンクされています)と基本的に同じようです。ここに書かれていることは、国防総省のリリースにはありません。

    まだ確認していませんが、イタル・タス電や毎日が掲載した記事は日本側の説明に基づくものではないでしょうか。

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  4. 消される前に残しておきますが、イタル・タス電はこのように報道していますね。

    (ここから)
    5日、米国のヘーゲル国防長官は、小野寺防衛相と電話会談し「日本は、アジア諸国において日本の軍国主義のシンボルとみなされている靖国神社に安倍首相が参拝したあと生じた外交的スキャンダルを鑑みて、アジアの近隣諸国との関係改善に向けた措置を講ずるべきだ」と述べた。
    ヘーゲル長官は又「安倍首相の靖国参拝の目的は、戦争を非難する事で、アジアの隣国の人々の感情を侮辱するものではないという日本側の説明を受入れた」とも強調した。
    安倍首相は、日本の総理大臣として7年ぶりに靖国参拝を実行したが、その事は、中国や韓国をはじめとしたアジア諸国で激しい否定的な反応を呼び起こした。この件に関しては、米国やロシアも、遺憾の意を表明している。
    (ここまで)

    日本の当初の共同の報道にも、その後出た共同ワシントン局の報道にもこのような内容はなかったと思います。私にとっては新しい内容で、ヘーゲル氏の発言内容として信じられる言葉でもあります。このニュースのソースは何だったのか知りたいですね。

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  5.  ボイス・オブ・ロシアの英語版に掲載された1月5日付けの記事(‘US urges Tokyo to improve ties with China and S Korea’)の中に次のような記述があります。

    “During their conversation late Saturday, Onodera sought Hagel's understanding over the visit, telling his counterpart that the prime minister had renewed Japan's pledge that it must never wage war again, Kyodo News said citing Japanese officials.”

    (http://voiceofrussia.com/news/2014_01_05/US-urges-Tokyo-to-improve-ties-with-China-and-S-Korea-5736/)

     小野寺防衛大臣の発言は日本政府側からの情報ということですが、その日本側の発言がマスコミによって違うと天木直人さんはブログで指摘しています。

     このブログでリンクされている毎日新聞が伝えた共同電では次のようになっています。

    「小野寺氏は、安倍晋三首相による靖国神社参拝について『二度と戦争を起こしてはならないという不戦の誓いを示したのが本意だ』と理解を求めた。ヘーゲル氏は『説明は分かった』と述べた。」

     天木さんが引用している報道は次のようになっています。

    「5日午前6時45分のTBSニュースでは、靖国参拝の問題について小野寺防衛大臣が安倍首相の真意を説明したのに対し、ヘーゲル長官はコメントしなかったと報じた。

     5日朝7時のNHKニュースではヘーゲル長官は靖国参拝の説明にヘーゲル長官は感謝したとまで報じた。」

     ヘーゲルの反応として日本のマスコミが書いた部分は捏造ではないかと天木さんは推測しているようですが、その可能性は高い気がします。発言内容がバラバラと言うことは、各マスコミが考えたのか、情報源になった日本政府の人間が複数いて、口裏を合わせる余裕がないままコメントしたということでしょうか。

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  6. 櫻井さんのコメントを見て気づきました。なんとこの毎日のサイトの共同記事、ヘーゲル氏から「言及はなかった」から「説明は分かった」に書き換えられています!原発事故後もこういうごまかしや書き換えが頻発していましたが、本当にひどいですね、メディアの捏造は。

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  7. 毎日の記事、そうだったんですね・・・絶句です。

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