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Thursday, September 15, 2011

ベラルーシ・ゴメリでの、子どもの非がん性疾患の激増 Sharp increase of non-cancer diseases in children in Gomel, Belarus

See sharp increases in children's non-cancer diseases in Gomel area in Belarus.

New illnesses amongst children in the Gomel area (Belarus) per 100,000 children
http://www.ratical.org/radiation/Chernobyl/HEofC25yrsAC.html#07.00
Translated into Japanese by Dr. Michiyuki Matsuzaki. See below.


 前回の、放射性物質が子どもの心臓に及ぼす影響についての投稿と共に見てください。チェルノブイリ被害についての官邸付きの専門家の見解の医学的問題点を指摘した松崎道幸医師の訳によるものです。

松崎医師:
IPPNW報告の中に添付の表がありました。こどもたちの間で心臓病をはじめ、色々な疾患が文字通り「激増」していることがうかがえます。
この表では「心臓病」というカテゴリーはありませんが、「循環器疾患」に入ります。循環器だけではなく、チェルノブイリ以降、がん以外でありとあらゆる疾患が、チェルノブイリ事故で汚染されたベラルーシ南部、ゴメリで激増していることがわかります。

報告より。
…次の表は、汚染の高度なベラルーシ南部Gomel地方の小児の健康状態の変化を示したものである。表は1985年から始まっているが、1985年時点でこどもたちの健康状態がしっかり調査されていたのかどうかが当然の疑問となる。しかし、1985年のデータを除いても、1990年から1997年の発病率の急上昇を見るだけで、様々な病気がこどもたちに増えたことがわかる。増えた病気の多くは明らかに非ガン性疾患である。また、診断疾患名総数から明らかだが、多くのこどもが同時に複数の病気を発病していることも読み取ることができる。


放射線被ばくが非ガン性疾患を引き起こす「仕組み」については、今後の検討課題である。しかし現在のところ、この疑問に対する積極的な取り組みはなされていない。なぜなら、もし罹患率の増加したすべての疾患が放射線被曝と関係すると公式に認めたなら、(チェルノブイリ事故だけにとどまらない)放射線被ばくによる犠牲者の数が激増してしまうためである。西側世界でこの問題に解答が与えられる見通しはほとんどない。なぜなら、適切なデータもなく、また、疾病登録事業もないからである。
表は下記をご覧ください。クリックすれば拡大できます。

2 コメント:

Peace Philosopher said...

9月16日発売の『週刊金曜日』の成澤宗男氏によるコラムに共感する(以下引用)。このベラルーシ・ゴメリの子どもたちの、ありとあらゆる疾患の激増という情報を受け、改めて成澤氏の警告が深刻さを以て胸を突き刺すように聞こえる。

▼何度でも言う。福島の子どもたちを、即刻避難させなければならない。何も「反原発」の論議をしているのではない。本来なら成人ですら居住不可のはずの放射能汚染地帯で、日々被曝を強いられている子どもたちを待ち受ける恐るべき健康被害を想像できないほど、この国の知的頽廃は極まったのか。誰かの親だろうと誰の親でもなかろうと、自助の力はない子どもたちの世代を守るのが大人の責務なのだというモラルすら、枯渇したのか。いかなる「国政の課題」とやらも、ただならぬ数の子どもたちから、忍び寄る病魔を回避させるという以上のものがあり得るはずはない。なのに、なぜ誰も動こうとしないのか。旧ソ連ですら、チェルノブイリ事故では子どもたちを緊急避難させた。あの忌まわしい記憶しかない亡国においてすら存在した人道が、この国には片鱗もないのか。国民の大半がもはや福島第一原発の現状にさほど注目してはいないような現在、彼らは時代を支配する「無関心」という名の狂気に導かれて、今日まで続くチェルノブイリの大惨事を繰り返そうとしている。(成澤宗男)

落合栄一郎 said...

> ベラルーシでの子供の心臓病の急上昇は脅威です。私は、内部被曝
> の場合に、ガンのみが議論されるが、ガンに限らず様々な疾患があ
> りうると考えていたので、その点では驚きませんが、こんなにも増
> 大するのは驚愕的です。しかも、1kgあたり
> 20-30Bqという放射線量でです。バスビーさんがいっている
> ように、これ(Cs-137)が心臓のどこかに付着して、
> 1年間放射線(20Bqとして)をその組織に放射し続けるとす
> ると、6億3千万個の放射性粒子(β粒子とγ線)。彼によれば、
> 子供の心臓細胞は30億個だそうですが、その細胞のどれくら
> いに放射線が作用するかわからないが、かなりのモノでしょう(実
> はこういうことを議論したのがwww.vsa9.orgに掲載した「放
> 射線被曝量のエネルギ-値はそんなに小さいの、なのになぜ危険な
> の」です)。しかも2、3年それ以上、そこに付着し続
> けたら、さらに心臓の1部の細胞がやられる確率は増大する。な
> お、20Bq
> として、5年間、この心臓の筋肉組織85gに放射し続けるとす
> ると通常の意味のシーベルト値でいうと、3mSvになると考え
> られる。いずれにしても、ここに出て来るデータは、これまで以上
> に内部被曝の恐ろしさを示している。放射線の影響については、い
> までも(日本で)内部被曝の問題は軽視されている。