私たちは「バンクーバー」と呼ばれる、先住民族のムスキウム、スコーミッシュ、ツレイワトゥッシュネイションの、盗まれた土地の上に存在する者たちです。
この12月で、1937年の南京大虐殺から87年になります。南京大虐殺とは、専門家の笠原十九司氏による定義は「日中全面戦争(1937-45年)の初期、1937年12月、中国の当時の首都・南京を攻撃・占領した日本軍が、中国軍の兵士・軍夫ならびに一般市民・難民に対しておこなった虐殺、及び中国人女性に対しておこなった凌辱、食料・物資・財産の略奪、人家・建物・施設の放火・破壊など、戦時国際法や国際人道法に反した不法・残虐行為の総体」です(『南京事件70周年国際シンポジウムの記録』日本評論社、2009より)。
私(ブログ運営人・乗松聡子)は2007年の南京大虐殺70周年のときに初めて南京を訪れて以来3回南京に行きました。地元バンクーバーでも、毎年この時期は、関連シンポジウム参加、追悼集会、映画会、海外の追悼集会との連携、などで、大日本帝国が行った残虐行為を忘れずに「ネバー・アゲイン」の誓いを、仲間と共に新たにしてきました。
きたる12月7日(土)午後5-7時、チャイナタウンの中華門前(50 East Pender St., Vancouver, BC) で、南京大虐殺87年の追悼集会を行います。カナダ9条の会、ピース・フィロソフィー・センター、Nikkei Vancouver for Justice など、日本にゆかりのあるグループや個人と、チャイナタウンにゆかりのある有志の仲間と共に企画しました。スピーチ、追悼の時間などを予定しております。ぜひご参加ください。屋外ですので暖かい服装で来てください。雨天決行。お問い合わせは南京大虐殺追悼集会実行委員会まで nanjingvigil@gmail.com
この行事に加え、「万人坑」の専門家である青木茂さんを迎えてのオンライン講演会を行います。こちらをご覧ください。