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Monday, October 30, 2006

(Japanese) Follow Up on the Article 9 Event


This is the continuation of the previous report on the Article 9 event on October 26th at Langara College. The English version is coming soon!

10月26日のイベント「憲法九条 共に語ろう 考えよう」のレポートの続きです。

イベントの最後に、「自分の九条を書いてみよう」というのをやりました。易しい作業ではないですが、何人かの方が参加してくださり、その中の何人かの方は壁に貼って公表してくださいました。

写真では見づらいかもしれませんので以下に記します。

「第九条
第1項
第2項 そのまま
第3項 外国との軍事、安全保障に関する条約、外国軍隊の駐留を認めない。」

「第9条
第一項:同じ
第二項:同じ
第三項を追加
第三項 我ら日本国民は日本の全ての地域を将来無防備地域と定め、それを諸外国に認めさせ、又諸外国に無防備地域を広めるべく全力を尽くす。」

「第9条
一 同じ
二 同じ
三 自衛隊は時刻の危機のみ発動する。世界で中立をすこぶる努める。非人道的、利益重視は認めない。」

「第一項
日本国民は国際平和を誠実に希求します。よって日本国民は国際紛争を解決する手段として武力の行使は永久に放棄します。
第二項
よって、日本はいかなる軍備も放棄します。
第三項
日本国民は戦争放棄の理念を世界に理解を求めこれを広げる最大限の努力をします。」

「第9条
一 同じ
二 同じ
三 集団的自衛権は認められない。日本国は自衛隊を保持し、それを行使するのは、正当防衛のときのみである。また、国外での自衛隊活動を禁止する。」

「日本国憲法 第九条
1.日本住民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。(日本「国民」を「住民」に変えた以外は現状と同じ。)
2.集団的自衛権は、これを認めない。日本は中立を保ち、どの国とも防衛・軍事に関する同盟を結ばない。
3.日本は核兵器および国連により非人道的と定められた地雷・ウラン兵器・生物化学兵器を持たず、製造せず、保有せず、運搬せず、使用しない。
4.日本は武器を外国に輸出しない。
5.日本の領土、または領海が武力攻撃を受け、かつ日本の住民の安全が脅かされたときにのみ、自衛隊が防衛力を発揮できる。自衛隊が日本の領土・領海の外で活動することは禁じる。」

ちなみに、現行憲法九条は以下の通りです。

日本国憲法 第二章 戦争の放棄 
第九条 
(一)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
(二)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

コメント

「私の九条」を書いてくれた人たちは明らかに皆いわゆる「護憲派」ですが、面白いことに、現状の九条のみで十分とした人が一人もいませんでした。この九条に何を付け足したかという内容に、「護憲派」の中の多様さというのが垣間見られると思います。主な相違点としては、現行九条第二項を残すのか残さないのか、自衛隊を憲法で定義するのか定義しないのか、認めるのか認めないのか、自衛隊の活動をどう規制するのか、集団自衛権を禁止するかしないかといった点です。

このイベントを行う目的の一つに、いわゆる「護憲派」と「改憲派」の中それぞれにかなりの多様性があること、そして「護憲派」と「改憲派」の間にかなり共通点もあるということから、憲法九条について「守る」側と「変える」側があるという理解が間違っているのではないかという問いがありました。現に、「守りたい」人たちが「私の九条」にかなり加えたり変えたりしていました。「私の九条」に議論の的となっている九条二項を入れなかった自分は実は九条を「守る」側ではなかったのか???などとも思いました。自分にとっての優先順位は、先の投稿でも提起したように、自衛隊よりも、日米安保と集団自衛権の禁止にあり、それを憲法に書き込まない限り九条が本来目指したかった方向性に日本が向かうことはないと思っているからです。そして、人類を破滅に追い込む可能性のある核兵器や他非人道的兵器との関係を定義することによって初めて九条は生きてくるとも信じます。なので自分の書いた九条はいろいろな意味で日本に対して現憲法が容認している現状よりもっともっと厳しい条件を突きつけています。

バンクーバー九条の会の一員として、このような考えさせられる企画に加わらせていただいたことに感謝します。至らない点、改善点はたくさんありました。この機会が将来のより充実した会の企画につながるといいと思います。

乗松聡子

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