後記:カナダ、日本、米国などから参加してくださったたくさんの皆様 ご参加、事後のたくさんの質問やコメントをありがとうございました。
落合さんは、素人にもわかりやすい言葉で、放射性物質がどう人体、生物に影響するかを説明し、また、福島原発事故やチェルノブイリ原発事故、スリーマイル島原発事故や米国や各国の核施設が人体にどういう影響を及ぼしているか、または及ぼしている可能性があるかを数々のデータを使って詳しく説明し、あらためて原発という、核の「平和」利用というのはありえないのだ(それが生み出す大量の熱量でかえって温暖化が進むこと、ウラン採鉱から核廃棄物まですべてのプロセスにおいて被曝を生み出すこと、被曝の影響に閾値はないこと等)、核実験や核発電により北半球全体がいかに汚染されているかのも思い知らされました。最後の、TPNW(核兵器禁止条約)を超えてNBT(核禁止条約)へ!という、核の全面禁止を訴えました。
カナダ9条の会 オンライン講演会第一回
核と人類は共存できない
ー核兵器禁止条約発効と、福島原発事故10年の節目に考えるー
落合栄一郎さんを迎えて
落合栄一郎さん |
時間:
バンクーバー(太平洋標準時):3月6日(土)午後5時ー6時半
トロント・モントリオール(東部標準時):3月6日(土)午後8時ー9時半
日本 3月7日(日)午前10時ー11時半
参加費 無料
主催 カナダ9条の会 (Article 9 Canada)
後援 Peace Philosophy Centre
定員 先着100名
言語 日本語(質問は英語でも受け付けられます)
要事前登録。このリンクから登録してください:
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZAkd-CqpzwuH9TgE_7TFU-5iaHV07xyfP-0
問い合わせ先:article9canada@gmail.com
講師プロフィール:落合栄一郎(おちあい・えいいちろう)
1936年東京生まれ。ペンシルバニア州のジュニアータカレッジ名誉教授。東京大学工業化学科卒、同大博士課程終了工学博士。カナダ、アメリカ、スウェーデン、ドイツなどの大学で化学の研究教育に携わる。2005年退官後はバンクーバーで、バンクーバー9条の会、世界連邦協会等を通じて平和活動を行いながら英語、日本語で、放射能や被ばくの危険性についての執筆活動に従事する。
著書:Bioinorganic Chemistry, an Introduction (Allyn and Bacon, Boston, 1977)、 Bioinorganic Chemistry, a Survey (Elsevier, Amsterdam,2008)、 Hiroshima to Fukushima (Springer, Heidelberg, 2013)、 Nuclear Issues in the 21st Century , Nova Science Publ, New York, 2020)、『原爆と原発』(鹿砦社、2012)、『放射能と人体』(講談社、2014)、『病む現代文明を超えて持続可能な文明へ』(本の泉社、2013)等多数。
★バンクーバー、トロント、モントリオールの9条の会が横につながり、大きな「カナダ9条の会」という枠組みで、日本やその他の国に住むメンバーも含め、日々意見・情報交換をしてきましたが、コロナの影響で活動はオンライン中心となりました。2021年から、不定期となりますが誰にでも参加してもらえるズーム講演会シリーズを企画しようということになり、これが第一回となります。
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