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Saturday, April 06, 2024

藤井正希著『検証・群馬の森朝鮮人追悼碑裁判』出版記念講演の呼びかけ人になったことを事後撤回します。

(4月7日追記:6日の時点で誤引用をしていたので削除しました。109ページの引用は他者の発言、124-5ページの引用は関東大震災虐殺否定本をまとめた表現でした。昨日は講演のショックのため注意が散漫になっていました。お詫び申し上げます)

(4月12日追記:藤井氏の講演動画はここにあります。

https://www.youtube.com/watch?v=mtYOU5uuXM8&t=7s 

【4月12日追記。講演で多くの人が違和感、怒りを感じたことをスルーして本の引用の話にすり替えている人たちがいるので、本の引用の部分は削除します。本についてもヘイトスピーチを容認、真実はわからない、歴史否定を歴史と同列に並べ両論併記していること等を私は問題視していますが、この発信の主旨は講演に対する批判です。】

【4月26日追記。「『検証・群馬の森朝鮮人追悼碑裁判』出版記念会実行委員会」からの声明「『検証・群馬の森朝鮮人追悼碑裁判』出版記念会の不手際について」が出ました。呼びかけ人数人を含む多くの人たちから講演内容への懸念が表明されたにもかかわらず、それらに向き合わず、「事実にもとづかない『論争』」、「藤井さんへの誹謗中傷」「名誉毀損」としか理解されていないことがわかり、大変残念な気持ちです。私を含む懸念を表明した人たちが事実と異なることを言っているとしたら訂正すべきですが、何が事実と違うのかが提示されていません。私が私の見解や意見を述べる権利は藤井正希さん自身、否定なさることはしないでしょう。ひとつ補足しますが、私にとっては、歴史否定はヘイトに値します。「朝鮮人の強制連行はなかった」という歴史否定について、「物事にはいろいろな見方がある」から共存すべきという意見は、私にとっては受け入れられないということです。今回、残念な結果となりましたが日本の植民地主義と闘う同じ目的を持つもの同士ですので、そこを大事にして前に進みたいと思います。対話をしてくださった、関係者みなさんに敬意を表します。群馬の森の朝鮮人追悼碑の撤去に抗議し、碑が再び設置されることを願い、歴史の記憶と被害者の追悼を続けることを支持し、私もそのような尽力の一端を担いたいと思っています。


さきほど、この、私も宣伝してしまったイベントの藤井正希氏の講演を聞いたあと退場しました。

【4月6日 東京でのリアルイベント】歴史修正主義とたたかうために:『検証・群馬の森朝鮮人追悼碑裁判』出版記念会https://peacephilosophy.blogspot.com/2024/02/4653068-ike-biz-107-800-150-e-mail.html

https://peacephilosophy.blogspot.com/2024/02/4653068-ike-biz-107-800-150-e-mail.html 藤井正希氏は、群馬の森の朝鮮人追悼碑の集会で「強制連行」という言葉を使ったことについて「ルール違反は明確」を繰り返しました。その「ルール」が「強制連行と言わない」などというルールではなく「政治的行事はしない」という条件でした。強制連行を強制連行と呼んではいけないのならいったい何のためにこの碑があるのか。しかし藤井氏は、碑自体を問題視したいがためにそれを「政治的表現」と解釈した県の側に完全に立っているように見えました。 また、関東大震災虐殺、強制連行、日本軍「慰安婦」を「嘘やデタラメ」と言うのも「表現の自由を守らなけばいけない」と何度も豪語し、強制連行などを認めた「政府見解」が気に入らないなら日朝宣言等撤回させればいいという、県や右派への批判的論調の中とはいえ「臭い匂いは元から断つ」といった表現を使い、強制連行をや関東大震災時虐殺や「慰安婦」を語る者を「臭いもの」扱いしたような結果になりました。 そのころには吐き気と目眩で私はそこにいられない気持ちになりました。政府見解至上主義的なところも大変気になりました。この中にはこれらの歴史(関東大震災虐殺、強制連行、日本軍「慰安婦」)に近い、当事者の人たちもいると思うといたたまれませんでした。

事後になってしまいますが呼びかけ人になったことを撤回します。歴史否定(ヘイト)と共存しろなどという人とその本を推薦することはできません。

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