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Wednesday, August 26, 2026

石田隆至 戦後日本の「平和主義」がもたらした現在の危機 Japan never sincerely embraced pacifism 80多年了,军国主义“阴魂”从未真正在日本消散

 日本の降伏記念日に China Daily に掲載された、上海交通大学人文学院副研究員の石田隆至氏による英語記事の日本語版を許可を得て転載します。

石田隆治氏

石田氏は、「終戦」と呼び敗戦を認めず、天皇の戦争責任を問わず戦後も崇拝し続け、「軍人恩給」や「靖国参拝」で侵略戦争加害者を賛美する政策や文化を維持し、台湾に対する植民地主義を根強く持つ勢力が蔓延る、非「平和」的な現状を鋭く指摘します。また、日本から被害を受けた国々に広がる「日本はまた軍国主義国家に戻るのか」という懸念に対し「そもそも日本の”平和主義”は本当に平和的だったのか」「そもそも日本は軍国主義を脱していたのか」という問いを投げかけます。

とりわけ日本の戦争や「その後」の被害国や地域ー沖縄戦で戦場にされ、米軍支配後の日本「復帰」においても「平和憲法」が適用されたこともなく米日の軍事基地とされてきた琉球弧の島々や、沖縄や日本が二次大戦後の米国の「熱戦」の出撃場とされ被害を受けた朝鮮半島、ベトナム、そして日本や大韓民国を基地として利用してきた米国からの脅威にさらされ続けてきた中国、ロシア、朝鮮民主主義人民共和国から見たらどう見えるのだろうという想像力を働かせる必要があると思います。先日「広島・長崎の記憶の語りなおし」という文を発表してかなり読まれていますが、この「広島・長崎」の「平和」のナラティブこそ、この日本の仮面的「平和主義」のハリボテの役割を果たしてきていたのではないかと思わざるを得ません。@PeacePhilosophy 乗松聡子

★英語版は

Japan never sincerely embraced pacifism

★中国語版は

日本学者坦言:80多年了,军国主义“阴魂”从未真正在日本消散

https://mp.weixin.qq.com/s/h1BhPITHkWMLtl2BitADxQ


戦後日本の「平和主義」がもたらした現在の危機


日本では再び軍国主義が台頭しているのではないか――そうした懸念が、いま東アジアで拡がっている。上海に暮らす日本人の私の周りにも、「日本は大丈夫ですか?」と心配する中国の人々がいる。他方で、日本の首相や閣僚などはそれを頭から否定し、識者や平和市民の間でも大袈裟だと一笑するような見方が少なくない。どうしてこれほどの落差が存在するのだろうか。先の戦争で日本は一方的な侵略戦争を仕掛けたにもかかわらず、「聖戦」=正義の戦争だと自己認識していた。こうした歴史に照らすとき、危機感はより深まる。

 存在しない「脅威」を煽り立て軍備増強の口実にする現在の日本を、「平和国家」の変質だと捉える人々は少なくない。日本だけでなく被害国にもそうした見方がある。彼らにとっては、変質する前の日本に立ち戻ることが処方箋になると見えるだろう。ただ、東京裁判や新中国の戦犯裁判などに関する史料を調べ、戦前から戦後への日本の歩みについて考えてきた私は、別の感触をもっている。戦後の日本は本当に「平和国家」だったのだろうか。天皇制軍国主義の戦前に決別し、戦争や軍隊を放棄した平和国家へと転換したというのは、願望を反映した思い込みなのではないか。そう考えなければ説明の付かないことがあまりに多い。戦前の体制や体質が(無)意識的に温存され、日本の海外権益や民族的優越性にも執着し続けてきたのではないか。

 このように主張すると、日本の「平和主義者」からでさえ反発を受けることがある。戦後史の実相に基づいて考えてみよう。

 たとえば、日本では8月15日を「終戦記念日」と呼ぶ。「終戦」と表記すれば、勝ったか負けたかは曖昧になる。自ら終わらせたようなニュアンスさえ伴う。日本ではそこに違和感を覚える市民はそれほどいない。他方で、中国の現在のカレンダーでは「日本投降日」と記されている。ポツダム宣言の無条件降伏を持ち出すまでもなく、日本の敗戦日であることが明確にされている。

 「終戦」と呼んだのはいつ、誰によってか。天皇は8月15日にラジオ放送を通じて日本の敗戦を伝えた。そのメッセージは、「終戦の詔書」と名付けられていた。戦後の第一日目から、侵略戦争の最高責任者自身が、敗戦を受け入れるより曖昧化する戦後を選んでいた。

 「天皇のために死ぬ」戦争で国民自身も多大な苦難を強いられたが、天皇制を廃止せよという世論は大きくならないままだった。退位を求める要求さえ一部に過ぎなかった。天皇制を温存しようとする天皇の思惑は、東京裁判の開廷前にマッカーサーが介入することで難なく実現した。

 現在の日本社会における天皇(家)に対するまなざしを見ても、戦前との断絶より連続性が色濃い。メディアでも一般市民の間でも、天皇「陛下」という最上級の尊称が当然のように使われている。絶対的な上下関係を是認する姿勢は、戦後の民主国家には似つかわしくないという意識はほとんど存在しない。敗戦後の天皇は「人間宣言」をして全国の都道府県を巡回したが、原爆投下の焼け跡が拡がる広島でさえ、「天皇陛下万歳」の声が湧き上がった。現在でも毎年の正月には皇居に多くの国民が押し寄せ、天皇にむけて誇らしげに日の丸を振っている。昭和、平成、令和といった元号の使用に強いこだわりを持っているのは官公庁だが、市民の間でも抵抗感が大きいとはいえない。

 軍人恩給という明治初期に始まった年金制度はGHQの占領改革下で廃止された。しかし、1952年の主権回復後すぐに復活した。戦後80年あまり経ち、軍人の大部分が死去した今も存続している。もともと天皇制国家を支える職業軍人への特典として制度化されたため、戦争責任が重い高級軍人ほど手厚い待遇を受けてきた。A級戦犯の遺族にも給付されてきたことから分かるように、侵略戦争と決別しようとしない戦後社会の象徴だが、問題視する声は希薄である。だからこそ、現在まで70年あまりの間に総額60兆円も支給され続けてきた。他方で、海外の戦争被害者への賠償、日本国内の空襲被害者などへの補償には1円の公金も支給されていない。原爆被害者への「治療費」さえ、政府は渋々ながら拠出している。平和を生み出すための予算化には極端に後ろ向きだが、国家の戦争に尽くした者には手厚く報いる戦後だった。

 靖国神社の公式参拝に対する姿勢にも、平和国家とは対極的なものを感じさせる。小泉純一郎首相は被害国からの批判を受けて「こころの問題」だと一蹴し、保守層からは「内政干渉だ」という主張もみられた。こうした内向きの言い草は、それ以降の日本社会で広く共有され、内面化されていった。市民の間にも、靖国参拝で中国や朝鮮半島から非難を受ける日本を、「被害者」だと捉える人々が増えている。侵略戦争の指導者を裁いた戦犯裁判の結果を受諾することで、日本が国際社会に復帰した歴史は顧みようとされない。8月以外にも、靖国神社の境内が参拝する遺族や市民で賑わっていること自体が何を意味しているのかも考える必要がある。

 台湾を日本の影響圏とみなす植民地主義的な発想も根強い。敗戦によって中国に返還したにもかかわらず、台湾を中国とは別の国家であるかのようにみなす異常さは、高市早苗首相や彼女が敬愛する安倍晋三元首相だけに見られるものではない。だからこそ、昨年11月の「高市発言」後に行われた総選挙で、彼女は国民の圧倒的支持を得たのである。戦前の植民地主義的な欲望が今も連続していると考えれば、「台湾有事は日本有事」という主張がまかり通る事情も理解しやすくなる。敗戦の事実を受け入れまいとする欲望は、戦前の体制や体質を再現させてしまう。

 高市首相や安倍元首相は、憲法改正にきわめて積極的な右翼政治家でもある。憲法第9条が狙われていることは国民の誰もが知るところだ。9条で軍隊の不保持を明記しながら、朝鮮戦争をきっかけに1950年8月に警察予備隊を設置した。憲法に抵触しないよう警察力を補強する組織のような名称になっているが、実際には小型の陸軍であり、再軍備の始まりだった。保安隊、自衛隊と名前を変えて現在に至っており、憲法9条の空洞化は戦後わずか5年目に始まっていた。本当に「平和主義」が国民に浸透しているなら、改憲にこれほど前のめりの自民党への支持が続くだろうか。憲法解釈によって9条を骨抜きにする策動で危機感が高まった時も、デモや集会で抗議したのはごく一部の市民にすぎなかった。

 このような「平和国家」の現在地をどう捉えればよいのだろうか。戦後の「平和主義」が変質したと考えるには、戦前と戦後はあまりに連続的である。しかもその自覚が乏しく、かつ寛容に過ぎる。戦前戦中の侵略加害の実態を明らかにし、その責任を深く自覚し、二度と同じ過ちを繰り返さないと深く反省したところに生まれた平和主義であれば、まったく別様の戦後がありえたかもしれない。日本の侵略戦争の過ちを学校教育や社会教育を通じて徹底して学び、近隣諸国との平和と友好のための努力を政府レベルだけでなく民間でも重ねていた「現在」は、夢想に過ぎるだろうか。少なくとも戦前体制を美化したり、被害国を貶め、「脅威」だと煽り立てるような社会とは程遠かったのではないか。

 しかし、戦争加害の実態を知ろうともせず、当然ながらその責任に向き合い、反省を深めることもないまま、「戦争は悪だ」という一般論に基づいた「平和主義」が、憲法9条と結び付いてしまった。戦前体制との意識的な決別がなければ、「被害者」意識に大きく傾斜した「平和主義」となってしまう余地を残す。そして、実際に、戦前体制との連続性を一定程度自覚し、問題視するような平和市民でさえ、日本は「平和主義」国家だと思い込んでしまう状況が生まれた。これは、日本の「平和主義」のもっとも深刻な一面といえる。

 こうした戦後的「平和主義」が産み落としたのが、ネット右翼ではないか。戦前までの日本の「伝統」を美化し、中国や朝鮮半島など周辺国を蔑んで排外主義的な主張を行うネット右翼は、日本の「平和」を守るための憲法改正を支持する。重要なことは、こうした極端に自国中心的な主張を日常的にネットに書き込んだりはしないような一般市民も、程度の差はあれ、同じような考えを共有していることである。たとえば、戦前の日本は侵略戦争をしたかもしれないが、欧米諸国も同じようなことをしていたのではないか。中国や朝鮮半島を侵略したり植民地支配を強いたりはしたが、近代化などの恩恵をもたらした側面もあるのではないか。歴史問題などで対立する近隣諸国とは友好関係が築けないのは仕方ないのではないか。中国や朝鮮民主主義人民共和国の軍事力が大きくなっている中では、日本も戦争の準備をしなくては国を守れないのではないか。自分自身をネット右翼だとは思いもしないような人たちが、こうした考えを持つようになっているのが、現在の日本の危機である。

 81年目の敗戦の節目が、侵略を受けた周辺国の人々のまなざしを取り入れる機会になることを心から願う。 

石田隆至(上海交通大学人文学院副研究員)


(転載以上)

当サイトの石田隆至氏関連の投稿はこちらをご覧ください。


Sunday, January 11, 2026

ペペ・エスコバール:トランプの「石油ドリーム」は、ベネズエラという落とし穴で崩壊する Pepe Escobar: How Trump’s Oily Dreams May Collapse in a Venezuelan Dark Pit (Japanese Translation)

 ブラジル出身で世界をかけめぐるジャーナリスト、ペペ・エスコバール氏の、ベネズエラ情勢についての最新記事の訳をお届けします。相変わらず文学的表現が多く、訳注がたくさん必要な人ですが、それが彼の見識の深さを表していると思います。翻訳はAI訳に手を入れたものです。アップ後修正することがあります。

 これは、1月9日ジャッジナポリターノの番組に登場したペペが、主にこの記事の内容について語る映像です。映像の翻訳はしていませんが自動生成の日本語訳で見てください。


How Trump’s Oily Dreams May Collapse in a Venezuelan Dark Pit

トランプの「石油ドリーム」は、ベネズエラという暗い落とし穴で崩壊する

ペペ・エスコバール

2026年1月8日

初出 https://strategic-culture.su/news/2026/01/08/how-trumps-oily-dreams-may-collapse-in-a-venezuelan-dark-pit/

転載 https://www.unz.com/pescobar/how-trumps-oily-dreams-may-collapse-in-a-venezuelan-dark-pit/

さて、ベネズエラにおける「ビッグ・オイル」の全体像は、トランプ二期政権一味が想定しているよりもはるかに複雑である。

まず、ネオ・カリグラ[訳注:暴君とされた古代ローマ皇帝とトランプ政権を重ねている]が「自分はいまや所有している」と豪語する帝国の属州[ベネズエラのこと]に対して出した新たな勅令から始めよう。もっとも、それは勅令というより、暫定大統領デルシー・ロドリゲスに向けられた露骨な脅迫である。

  1. 「麻薬取引ルート」を取り締まれ、というものだ。実際に向けられるべき相手は、コロンビアやメキシコの密輸業者、そして彼らと結託する大口の米国人バイヤーであろう。
  2. イラン、キューバ、その他「ワシントンに敵対的な工作員」を国外追放せよ。さもなければカラカスは石油増産を認められない、という。これは実現しない。
  3. 「米国の敵国」への石油販売を停止せよ。これも実現しない。

したがって、ネオ・カリグラが[トランプが]再びベネズエラを爆撃する可能性は、ほぼ確実となる。

ネオ・カリグラ[トランプ]は、別の饒舌な攻勢のなかで、補助金を通じてベネズエラの石油産業をある程度作り替えたいとも明言した。それは「18か月もかからないかもしれない」とされ、次に「それより短期間でも可能だが、巨額の資金が必要だ」と変化し、最後には「莫大な金額を投入しなければならず、その金は石油会社が出すことになる」と言い換えられた。

しかし、彼らは出さない。業界関係者とされる複数の人物が指摘しているように、米国のエネルギー大手は、ネオ・カリグラが2800万人の国民に対して裏切りの政権を強要した場合、全面的な混乱に陥りかねない国に、巨額の資金を投じることを嫌がっている。

リスタッド・エナジー・アナリシスによれば、ベネズエラが日量300万バレルの石油を生産するには、最低でも16年、そして少なくとも1830億ドルが必要である。

ネオ・カリグラの究極の夢は、世界の原油価格を1バレル50ドル以下に抑えることである。そのために、理論上は、トランプ2.0による帝国的事業がPDVSA(ベネズエラの国営石油会社)を完全に掌握し、その石油生産のほぼすべてについて取得と販売を行うことになる。

米国エネルギー長官クリス・ライトは、ゴールドマン・サックスのエネルギー会議において、その本音をうっかり漏らした。

「われわれはベネズエラから出てくる原油を市場に出す。まずは貯蔵されて滞留している原油[最大5000万バレル]、そして将来的には無期限に、ベネズエラで生産される原油を市場に供給する。」

つまり本質的には、ネオ・カリグラ体制がPDVSAからの原油販売を掌握し、実際にはそれを盗み取り、その資金を「ベネズエラ国民の利益のため」と称して、米国が管理するオフショア口座に預けるということである。

デルシー・ロドリゲス暫定政権が、事実上の窃盗に等しいこの要求を受け入れることはあり得ない。国土安全保障顧問スティーブン・ミラーが、米国は「軍事的脅威」を用いてベネズエラを支配していると自慢している最中であっても同じである。本当に支配できているなら、脅迫を発する必要などない。

では、中国はどうか。

中国はベネズエラから、日量およそ74万6000バレルの石油を輸入していた。これは大した量ではない。北京はすでに、これをイランからの輸入で代替する作業を進めている。中国は本質的に、ベネズエラ産石油に依存していない。イランに加え、ロシアやサウジアラビアから調達することも可能である。

北京は、西半球および西アジア[訳注:中東と呼ばれてきた地域を指す]における帝国的な暴走が、単に石油の問題ではなく、中国にペトロダラーでエネルギーを買わせるためのものでもあることを明確に見抜いている。しかし、それは無意味である。ロシア、ペルシャ湾、そしてそれ以遠を含め、ゲームの名称はすでにペトロ人民元である。

中国はエネルギーの80%を自給している。事実上、ベネズエラは、中国が輸入する20%のうち、わずか2%を占めていただけである。これは米国政府自身の数字による。

中国とベネズエラのエネルギー関係は、安易な米国的図式をはるかに超えるものである。要点は次のように説明されている。

「中国とベネズエラの石油協定は、事実上、金融的拘束力を持つ契約であり、返済メカニズム、担保構造、違約条項、そしてデリバティブとの連動が、グローバル金融の深部に組み込まれている(…)。それらは、ウォール街に結びつく主体を含め、西側の金融機関、商品トレーダー、保険会社、決済システムと、直接的または間接的に接続されている。これらの契約が破られた場合、その結果は中国が『損失を被る』という話ではない。それは連鎖的事象となり、債務不履行が相手方リスクを誘発し、デリバティブの再評価が起こり、複数の法域にまたがる訴訟が生じ、信認ショックが外部へと波及する。ある時点で、それはもはやベネズエラの問題ではなく、システミックな世界的問題となる。」

さらに、次のようにも述べられている。

「過去20年間で、中国はベネズエラ石油産業の運用上の中核となった。単なる買い手としてではなく、建設者としてである。中国は精製技術、超重質原油の改質システム、インフラ設計、制御ソフトウェア、予備部品の物流を提供してきた(…)。中国人技術者を排除し、制御ロジックを理解する技術者を排除し、保守のサプライチェーンを排除し、ソフトウェア支援を排除すれば、そこに残るのは『解放』を待つ機能する石油産業ではなく、もぬけの殻にすぎない。」

結論はこうである。「中国が構築したベネズエラの石油部門を米国型に転換するには、最低でも3~5年を要する。」

金融アナリストのルーカス・エクワメは、主要なポイントを突いている。ベネズエラが生産するのは、タールのように粘度の高い超重質原油である。それは自然には流れず、地表に達するには加熱が必要であり、採掘後は再び固化するため、希釈剤を必要とする。輸出される1バレルごとに、少なくとも0.3バレルの希釈剤を輸入しなければならない。

これに、中国によって形作られ、同時に2000年代初頭のイラクを上回るほど過酷な米国の制裁を長年受けてきたベネズエラのエネルギー・インフラという条件が加われば、ネオ・カリグラの欠陥だらけの石油「戦略」がいかに非現実的であるかは明白である。

もちろん、だからといって、短期的に帝国のヘッジファンドの禿鷹どもが、ベネズエラの死骸を食い荒らす宴がなくなるわけではない。筆頭は、忌まわしいポール・シンガーである。彼は億万長者のシオニスト系ヘッジファンド運営者であり、MAGA系スーパーPACへの寄付者(2024年に4200万ドル)であり、彼のエリオット・マネジメントは、ベネズエラ産原油の輸入禁輸を背景に、CITGOのヒューストン拠点の子会社を、時価180億ドルの3分の1にも満たない59億ドルで、11月に取得した。[訳者注:CITGOは、ベネズエラ国営石油会社PDVSAの米国の子会社であった。ベネズエラの在外資産であったが、米国のベネズエラ制裁によりベネズエラがアクセスできなくなった。]

投機資金の群れは、最大1700億ドル規模の債務市場で確実に利益を得るであろう。債務不履行となったPDVSA債だけでも、600億ドル以上の価値がある。

以上のように、ベネズエラにおけるビッグ・オイルの全体像は、トランプ二期政権一味が考えているよりもはるかに複雑である。将来的に、「ベネズエラ総督」、すなわちグサノのマルコ・ルビオが、カラカスから上海への石油の流れを遮断する事態に至る可能性もある。[訳注:「グサノ」とは反革命派・対米従属的亡命政治勢力を蔑視する語で、キューバ系でありながら対キューバ・対ラテンアメリカ介入を主導するルビオを「裏切者」として批判する含意を持つ]もっとも、ルビオの戦略的「専門性」を考えれば、今すぐ弁護士の大隊を編成しておく方がよいだろう。

(翻訳以上)

ペペ・エスコバール氏関連投稿:

アラスカでロシアはBRICSを代表していた

Wednesday, July 23, 2025

Webinar: Resisting Pacific War Preparations: Talisman Sabre  軍事演習「タリスマン・セイバー」:太平洋での戦争準備に抗う(ウェビナー)

日本語は下方を見てください

 A webinar organized by Canadian peace groups:

A Special Webinar: All are welcome!
Resisting Pacific War Preparations: Talisman Sabre
Wednesday, July 30 (4 PM Pacific/7 pm Eastern)
IPAN (Independent and Peaceful Australia Network) and the Pacific Peace Network are leading opposition to US-Led military war exercises, code-named Talisman Sabre, that began on July 14 and will continue for over two weeks. Over 35,000 military personnel from 19 countries, including Canada, are carrying out war preparations on the ground, air, sea, and in cyberspace. Join IPAN representative Annette Brownlie and others from the Pacific Peace Network to discuss resistance to the war preparations and the fight for a nuclear-free, peaceful, and sustainable Pacific. Moderated by Midori Ogasawara, University of Victoria.
Hosted by Canada-China Focus, in collaboration with Just Peace Advocates, Pacific Peoples Partnership, and the Canadian Foreign Policy Institute.

【英語ウェビナーです】
カナダの平和団体によるウェビナーのお知らせ(どなたでもご参加いただけます)


特別ウェビナー:軍事演習「タリスマン・セイバー」:太平洋での戦争準備に抗う
📅 開催日:7月30日(水)
🕓 太平洋時間 午後4時 / 東部時間 午後7時
(日本時間 7月31日 午前8時)
**内容:**
IPAN(独立・平和なオーストラリア・ネットワーク)およびPacific Peace Networkは、7月14日から約2週間にわたって実施されるアメリカ主導の軍事演習「タリスマン・セイバー」に反対の声を上げています。この軍事演習には、カナダを含む19カ国から35,000人以上の兵士が参加し、陸・海・空・サイバー空間で戦争準備が行われています。
本ウェビナーでは、IPANの代表アネット・ブラウンリー氏をはじめ、Pacific Peace Networkの関係者が登壇し、戦争準備への抵抗運動や、核のない平和で持続可能な太平洋地域を目指す闘いについて語ります。
司会進行:小笠原みどり(ビクトリア大学)
主催:Canada-China Focus
共催:Just Peace Advocates、Pacific Peoples’ Partnership、Canadian Foreign Policy Institute
👉 **参加登録はこちらから:**
[登録リンク]

Tuesday, January 21, 2025

コンソーシアム・ニュースより「トランプ、大統領令で検閲終了を指示」Trump Issues Order to End Censorship: Japanese Translation from Consortium News

「コンソーシアム・ニュース」の調査ジャーナリスト、ジョー・ローリア氏による記事の訳をお届けします。このトランプの大統領令によって、バイデン政権下で横行していた政府による情報検閲が終わります。全くなくなると思うのは楽観的すぎるでしょうが、少なくともソーシャルメディア各社に圧力を加え検閲を行っていたバイデンの時代に戻ることはないと願います。メタが「ファクトチェック」をやめたことを否定的にとらえている西側メディアが多かったですが、実際にバイデン政権がやっていた検閲は、米国政府、エスタブリッシュメントに都合のいいナラティブに合わない事実や、当然問うべき問いを問うことを「偽情報」「フェイク」として風評を流し、信頼性を貶める行為でした。そのような検閲がなくなることは、正しいことです。(参考記事:「ファクトチェックというフェイク」)このローリア氏の解説からもよくわかります。翻訳はAI翻訳に手を入れたものです。アップ後修正することがあります。

元の記事は Consortium News より:

Trump Issues Order to End Censorship

https://consortiumnews.com/2025/01/21/trump-issues-order-to-end-censorship/


トランプ、大統領令で検閲終了を指示

2025年1月21日

月曜日、ドナルド・トランプ大統領は、連邦政府職員がいかなる形でもアメリカ市民の自由な発言を違憲的に制限する行為を助長することを禁じる大統領令に署名しました。ジョー・ローリアが報じます。

トランプが月曜日にワシントンで大統領令に署名する様子。(トランプホワイトハウス/ウィキメディア・コモンズ)

ジョー・ローリア
Consortium News特別寄稿

ドナルド・トランプ大統領は月曜日の就任演説で、政府がソーシャルメディア企業を媒介としたオンライン検閲を終了させることを誓いました。

彼はこう述べました:

「何年にもわたる違法かつ違憲な連邦政府による言論の自由の制限を経て、私は大統領令に署名し、直ちに政府による検閲を停止し、アメリカに言論の自由を取り戻します。
国家の膨大な権力が政治的な対立相手を迫害するために武器化されることは二度と許されません。これは私自身がよく知ることです。私たちはそれを許さないし、再び起こさせません。」

その後、トランプは「言論の自由の回復と連邦検閲の終了」という大統領令に署名しました。この命令には次のように記されています:

「アメリカ合衆国憲法修正第1条は、私たちの共和国の成功に不可欠な改正であり、アメリカ国民が政府の干渉なしに公共の場で自由に発言する権利を保証しています。

過去4年間、前政権はオンラインプラットフォーム上でアメリカ国民の発言を検閲し、しばしばソーシャルメディア企業などの第三者に強い圧力をかけ、発言の削除やアカウントの停止、またはその他の手段で政府が承認しない発言を抑圧しました。

『誤情報』『虚偽情報』『悪意情報』に対抗するという名目で、連邦政府はアメリカ国民の憲法で保護された発言権を侵害し、重要な公共の議論において政府の望むストーリーを進めました。自由社会において政府による発言の検閲は許容されません。」

この大統領令は以下を目的としています:

(a) アメリカ国民が憲法で保護された発言に従事する権利を確保すること。
(b) いかなる連邦政府職員、従業員、または代理人も、アメリカ市民の言論の自由を違憲的に制限する行為を行う、または助長しないようにすること。
(c) 納税者の資源がアメリカ市民の言論の自由を違憲的に制限する行為を行う、または助長するために使用されないようにすること。
(d) 過去に連邦政府が検閲に関与した不正行為を特定し、適切な是正措置を取ること。

特筆すべき点として、この大統領令では、「司法長官が各省庁の責任者と協議の上、この命令の目的と方針に一致しない過去4年間の連邦政府の活動を調査する」とされています。

命令の背景

「ツイッターファイル」によれば、バイデン政権は国土安全保障省やFBIなどの連邦機関を動員し、ツイッターのようなソーシャルメディア企業に対して、連邦政府が「誤情報」または「虚偽情報」と判断した投稿を削除するよう圧力をかけていました。

アメリカ合衆国最高裁判所は複数回、直近では「全米ライフル協会対ヴッロ裁判(2024年)」で、政府が私人を代理として言論を抑圧するのは違法であると判決を下しています。バイデン政権は主に保守派を対象としましたが、民主党批判の左派も標的にされました。

ソーシャルメディア企業は、政府からの強い圧力にしばしば困惑していたことが、マット・タイビ氏の報告により明らかにされています。たとえば、ツイッターの幹部たちは内部で政府からの圧力をどのように無視するかを議論していました。

ザッカーバーグが2018年4月に議会で証言する様子。(Cspan.orgのスクリーンショット)

メタ(旧フェイスブック)のCEOマーク・ザッカーバーグは、2022年8月にジョー・ローガンとのインタビューで、FBIが2020年の選挙直前にハンター・バイデンのラップトップに関する情報を警告し、それに基づいてフェイスブックがその話題を共有しにくくしたと明かしました。「私たちが削除してはいけないものを削除することは最悪のことです」とザッカーバーグは述べました。

50人以上の元アメリカ情報当局者が、このラップトップの話を「ロシアのプロパガンダ」であると虚偽の声明を出しました。それに基づいてツイッターはこの話題に関する投稿をブロックし、ニューヨーク・ポストのアカウントを一時的に停止しました。

後に主流メディアもラップトップの話が真実であると認めました。このラップトップには、ハンター・バイデンの不透明なビジネス取引へのジョー・バイデンの関与を示す証拠が含まれており、ロシアの虚偽情報ではありませんでした。この話題の拡散を妨害したことは、2016年と2020年のロシアによる選挙干渉という彼ら自身の虚偽の主張とは対照的に、民主党支持勢力による明確な「選挙干渉」の事例でした。

トランプの就任直前、ザッカーバーグはフェイスブックでの第三者によるファクトチェックを終了する意向を発表しました。ザッカーバーグは今月、「私たちはコンテンツを管理するために多くの複雑なシステムを構築しましたが、複雑なシステムにはミスがつきものです」と認めました。

「たとえ投稿の1%を偶然検閲してしまうだけでも、それは数百万人に影響を及ぼします。そして今や、ミスも検閲も多すぎる段階に達しています」とザッカーバーグは述べました。

「ファクトチェック」や「反虚偽情報」の産業は、トランプが2016年の衝撃的な選挙勝利を収めた後に急成長しました。この動きは、トランプがクレムリンのエージェントだったために勝利したとする陰謀論、すなわち偽のロシアゲートスキャンダルを批判する声を信用失墜させることを目指していました。

こうしたファクトチェッカーや突然登場した虚偽情報の「専門家」たちは、この話を民主党寄りのメディアや数百万のアメリカ人に熱狂的に受け入れさせる助けとなりました。そして彼らの関心は他の、主にロシアに関連するとされる『虚偽情報』に向かっていきました。

これらの「専門家」と称する人々は、独立系メディアやロシアゲートおよびその他の主流派のストーリーに疑問を呈するソーシャルメディアの利用者に対しても、その網を広げました。

独立系メディア、特にコンソーシアムニュースを含む報道機関は、正当なアメリカのロシア政策への批判を行ったことで、ロシアのプロパガンダを広めたと非難されることになりました。特に、ワシントンによるウクライナでのモスクワ挑発に関する批判がその対象でした。

2023年7月4日、ルイジアナ州の裁判官は、ツイッターファイルの暴露を受けて、バイデン政権の複数の高官がソーシャルメディア企業と連絡を取ることを禁止しました。

ミズーリ対バイデン裁判は最終的に2024年6月、アメリカ最高裁によって棄却されました。この判決では、ミズーリ州とルイジアナ州は連邦政府に対する訴訟を提起する法的資格(standing)がないと判断されました。

トランプの大統領令は、この判決を覆すものであるように思われます。


ジョー・ローリアについて


ジョー・ローリアは、コンソーシアムニュースの編集長であり、ウォールストリート・ジャーナル、ボストン・グローブ、その他の新聞(モントリオール・ガゼット、ロンドン・デイリーメール、スター・オブ・ヨハネスブルグを含む)の国連特派員を25年間務めました。彼は、ロンドン・サンデー・タイムズの調査報道記者やブルームバーグ・ニュースの金融記者を経験しており、19歳のときにニューヨーク・タイムズのストリンガーとしてプロのキャリアをスタートさせました。彼は2冊の本、『A Political Odyssey』(マイク・グラベル上院議員との共著、ダニエル・エルズバーグによる序文)と『How I Lost By Hillary Clinton』(ジュリアン・アサンジによる序文)の著者です。


Tuesday, December 10, 2024

Satoko Oka Norimatsu's speech at the Nanjing Massacre Memorial Vigil in Vancouver 乘松聡子在温哥华南京大屠杀纪念聚会上的讲话 乘松聡子在溫哥華南京大屠殺紀念聚會上的講話

 Here is the text, in English, with Chinese translation (simplified and traditional) by Arc Zhen Han, of my speech at the Nanjing Massacre Memorial Vigil, held in Chinatown, Vancouver, BC, Canada, on December 7, 2024. With the video compiled and subtitled by E. Kage. See more information here. 

 

 Nanjing Massacre Memorial Vigil Address 

December 7, 2024

Satoko Oka Norimatsu 

Hello my name is Satoko Oka Norimatsu. I am a writer and organizer for historical justice and decolonization of East Asia and the Pacific. I am originally from Tokyo, Japan, and since 1997, I have lived here, in the traditional territories of the Musqueam, Squamish, and Tsleil-Waututh nations. Thank you so much for coming to our memorial, on this cold winter day. 

Growing up in Japan, I never learned about the history of the Japanese Empire’s wars and colonization. When I was 17, I got an opportunity to study at an international school in Victoria, and then, for the first time, I learned about the Japanese Empire’s war crimes and atrocities, from fellow Asian students from Singapore, Indonesia, the Philippines, and China. This was the beginning of my journey. As a citizen of Japanese ancestry, my responsibility is to help bring awareness to this history, to fight the history denialism, and to help bring justice to the victims, families, and members of the victimized communities. 

Today, December 7, marks the 83rd anniversary of the 1941 Japanese surprise attacks against the British and the United States’ colonies in Southeast Asia and the Pacific. Japan waged these attacks to continue the empire’s aggressive war and occupation in China that had been continuing since their invasion of Manchuria in 1931 and establishment of the puppet state of Manchukuo in 1932. 

The Empire of Japan’s aggression against China goes back further, the first Sino-Japanese War of 1894-95, the military intervention with the Boxer Rebellion in 1900, the Russo-Japanese war of 1904-5, the military invasions to Shandongs in 1927-28. In 1927, my father was born in Hankow, now part of Wuhan, Hubei Province. My grandfather was the president of a newspaper company in the Japanese colony in Hankow. When my father was 2 months old, his family went back to Japan, and my grandfather died immediately after that. I deeply regret that my grandfather took part in the Japanese occupation of China. 

Japan intensified its aggression against China after the Lugou Bridge Battle on July 7, 1937, waged a full-scale battle in Shanghai in August that lasted for 3 months, afflicting thousands of civilians, then marched on to Nanjing in early December. This is when the Japanese Army committed the Nanjing Massacre: the mass slaughters of tens of thousands of Chinese POWs, unarmed soldiers, and random, brutal killings of tens of thousands of civilians, and savage raping and killing of tens of thousands of women and girls. If you have read Iris Chang’s Rape of Nanking, or any other literature on the Nanjing Massacre, no one would argue that it was one of the worst, most horrendous atrocities in human history. These Japanese military leaders and soldiers, heavily indoctrinated with the emperor-centred fanatic racist ideology that made them believe that Japanese were a superior race to their Asian neighbours, were capable of conducting the most ferocious, inhuman acts against fellow human beings. 

Nanjing Massacre was not the only massacre in the war. There were countless massacres, bombings, forced labour, rape and sexual slavery, chemical and biological warfare, “kill-all, burn-all, and loot-all” conducts throughout the war until Japan finally surrendered in August of 1945. Next year, 2025, marks the 80th anniversary of the end of the WWII, which meant liberation of all the Asia-Pacific countries and regions under the Japanese occupation. Today, the Japanese government, its political leaders, media, education, and the society in general are largely in denial or in ignorance about the unspeakable suffering that the Japanese wars brought to the people of the Asia-Pacific and POWs of Allied nations. It is a shame. 

There are, however, people in many parts of Japan who take this history to heart, and hold commemorative and educational events around the time of the Nanjing Massacre Memorial Day --- as far as I am aware, in Osaka, Tokyo, Yokohama, Nagoya, Kobe, Hiroshima, Kochi, Nagasaki, and Okinawa. While the Japanese government ignores it, hundreds of Japanese citizens visit Nanjing, to attend the National Memorial Ceremony held there on December 13. I was there in 2007, the 70th anniversary, and 2017, the 80th anniversary. The scarf I am wearing today is from the Nanjing Massacre Memorial Hall, with the Chinese velvet cress, the symbol flower for the remembrance for Nanjing. 

Here, I join my colleagues in Japan and beyond, renewing our pledge for “Never Again,” never again to allow our country to be an aggressive military power and wage wars, the promise of the Article 9, the war-renunciation clause of the Japanese post-war Constitution. 

On this 87th anniversary, I would like to express my deepest condolences for the victims and families of the Nanjing Massacre, and for the victims and families of the countless atrocities by the Empire of Japan. Never again. Thank you. 


Satoko Oka Norimatsu is Co-Chair of Article 9 Canada, Director of Peace Philosophy Centre, Co-author of Resistant Islands: Okinawa Confronts Japan and the United States (Rowman and Littlefield, 2018). 


简体字 Simplified Chinese version:

你好,我的名字是乘松聡子(Satoko Oka Norimatsu)。我是一名致力于东亚和太平洋地区历史正义与去殖民化的作家和活动家。我来自日本东京,自1997年以来,我一直生活在加拿大温哥华——穆斯克姆族、斯阔米什族和特斯雷沃图族印第安人的传统领地。非常感谢大家在这个寒冷的冬日来到我们的纪念活动。

在日本成长的过程中,我从未学过关于日本帝国战争和殖民化的历史。17岁时,我有机会在加拿大维多利亚市的一所国际学校学习,那是我第一次从来自新加坡、印度尼西亚、菲律宾和中国的亚洲同学那里了解到日本帝国的战争罪行和暴行。我追求历史正义的旅程由此开始。作为一名拥有日本血统的公民,我的责任是帮助唤醒人们对这段历史的认识,抵制历史否定主义,并为受害者、他们的家庭以及受害社区的成员争取正义。

今天是12月7日,也是日本对东南亚和太平洋地区的英国和美国殖民地发动突袭的83周年。日本发动这些袭击是为了延续其帝国在中国的侵略战争和占领,这场战争自1931年侵占满洲并于1932年建立伪满洲国以来便一直持续至二战结束。

日本帝国对中国的侵略可以追溯得更早,包括1894年至1895年的中日甲午战争、1900年参与镇压义和团运动的军事干预(八国联军)、1904年至1905年的日俄战争,以及1927年至1928年对山东的军事入侵(山东出兵)。1927年,我的父亲出生在汉口,现在是湖北省武汉市的一部分。当时我的祖父是汉口日本租界一家报社的社长。当我的父亲只有两个月大的时候,他们一家返回日本,而我的祖父在回国后不久就去世了。我深深地为我的祖父曾经参与日本在中国的租界占领行为感到遗憾和抱歉。

日本在1937年7月7日卢沟桥事变后加剧了对中国的侵略。8月,日本在上海发动全面战争,这场战斗持续了三个月,为成千上万的平民带来了巨大的痛苦。随后,日军于12月初进军南京。在此期间,日本军队犯下了南京大屠杀的暴行:屠杀了数万名放下武器的中国战俘、手无寸铁的士兵,以及随机残忍杀害的数万名平民,同时还有对数万名妇女和女孩的野蛮强奸和杀害。如果你读过张纯如的《南京大屠杀》或其他关于南京大屠杀的文献,你一定会认识到,这是一段人类历史上最残酷、最恐怖的暴行之一。这些日本军官和士兵在以天皇为中心的狂热种族主义意识形态的洗脑下,被灌输了日本人优于邻近亚洲民族的种族优越感,因此他们竟能对同为人类的同胞实施如此残暴、非人道的行为。

南京大屠杀并不是战争中唯一的屠杀。在战争期间,从始至终直到日本最终在1945年8月投降,发生了无数的屠杀、轰炸、强迫劳动、强奸与性奴役、化学与生物战,以及“杀光、烧光、抢光”的暴行。明年,2025年,将是第二次世界大战结束80周年的纪念日,也是所有曾被日本占领的亚太国家和地区的解放纪念日。然而,今天,日本政府、政治领导人、官方媒体、教育界乃至很多社会成员,对日本战争给亚太地区人民以及盟军战俘带来的难以言说的苦难,基本上持否认或无知的态度。这是一种耻辱。

然而,在日本的许多地方,也有很多人铭记这段历史,并在南京大屠杀纪念日附近举行纪念和教育活动。据我所知,这些活动在大阪、东京、横滨、名古屋、神户、广岛、高知、长崎和冲绳都有举行。尽管日本政府对此置若罔闻,但每年仍有数百名日本公民前往南京,参加12月13日举行的国家公祭日。我曾于2007年南京大屠杀70周年和2017年80周年时到南京参加纪念活动。我今天佩戴的围巾来自南京大屠杀纪念馆,上面有南京大屠杀纪念的象征花——紫金草。

在这里,我与日本及世界各地的同仁一道,重申我们的承诺:“决不再来”,绝不再让我们的国家成为一个侵略性的军事力量并发动战争。这是日本战后宪法第九条——放弃战争条款——的庄严承诺。

在这第87个纪念日,我谨向南京大屠杀的受害者及其家属,以及日本帝国无数暴行的受害者及其家属,致以我最深切的哀悼。战争和伤害决不再来。谢谢。


乘松聪子(Satoko Oka Norimatsu)是加拿大第九条会(Article 9 Canada)共同主席、和平哲学中心(Peace Philosophy Centre)主任,并合著了《抵抗之岛:冲绳对抗日本与美国》(Resistant Islands: Okinawa Confronts Japan and the United States,罗曼与利特菲尔德出版社,2018年)。


繁體字 Traditional Chinese version:

你好,我的名字是乘松聡子(Satoko Oka Norimatsu)。我是一名致力於東亞和太平洋地區歷史正義與去殖民化的作家和活動家。我來自日本東京,自1997年以來,我一直生活在加拿大溫哥華——穆斯克姆族、斯阔米什族和特斯雷沃圖族印第安人的傳統領地。非常感謝大家在這個寒冷的冬日來到我們的紀念活動。

在日本成長的過程中,我從未學過關於日本帝國戰爭和殖民化的歷史。17歲時,我有機會在加拿大維多利亞市的一所國際學校學習,那是我第一次從來自新加坡、印度尼西亞、菲律賓和中國的亞洲同學那裡了解到日本帝國的戰爭罪行和暴行。我追求歷史正義的旅程由此開始。作為一名擁有日本血統的公民,我的責任是幫助喚醒人們對這段歷史的認識,抵制歷史否定主義,並為受害者、他們的家庭以及受害社區的成員爭取正義。

今天是12月7日,也是日本對東南亞和太平洋地區的英國和美國殖民地發動突襲的第83週年。日本發動這些襲擊是為了延續其帝國在中國的侵略戰爭和佔領,這場戰爭自1931年侵占滿洲並於1932年建立偽滿洲國以來便一直持續至二戰結束。

日本帝國對中國的侵略可以追溯得更早,包括1894年至1895年的中日甲午戰爭、1900年參與鎮壓義和團運動的軍事干預(八國聯軍)、1904年至1905年的日俄戰爭,以及1927年至1928年對山東的軍事入侵(山東出兵)。1927年,我的父親出生在漢口,現在是湖北省武漢市的一部分。當時我的祖父是漢口日本租界一家報社的社長。當我的父親只有兩個月大的時候,他們一家返回日本,而我的祖父在回國後不久就去世了。我深深地為我的祖父曾經參與日本在中國的租界佔領行為感到遺憾和抱歉。

日本在1937年7月7日盧溝橋事變後加劇了對中國的侵略。8月,日本在上海發動全面戰爭,這場戰鬥持續了三個月,為成千上萬的平民帶來了巨大的痛苦。隨後,日軍於12月初進軍南京。在此期間,日本軍隊犯下了南京大屠殺的暴行:屠殺了數萬名放下武器的中國戰俘、手無寸鐵的士兵,以及隨機殘忍殺害的數萬名平民,同時還有對數萬名婦女和女孩的野蠻強姦和殺害。如果你讀過張純如的《南京大屠殺》或其他關於南京大屠殺的文獻,你一定會認識到,這是一段人類歷史上最殘酷、最恐怖的暴行之一。這些日本軍官和士兵在以天皇為中心的狂熱種族主義意識形態的洗腦下,被灌輸了日本人優於鄰近亞洲民族的種族優越感,因此他們竟能對同為人類的同胞實施如此殘暴、非人道的行為。

南京大屠殺並不是戰爭中唯一的屠殺。在戰爭期間,從始至終直到日本最終在1945年8月投降,發生了無數的屠殺、轟炸、強迫勞動、強姦與性奴役、化學與生物戰,以及“殺光、燒光、搶光”的暴行。明年,2025年,將是第二次世界大戰結束80週年的紀念日,也是所有曾被日本佔領的亞太國家和地區的解放紀念日。然而,今天,日本政府、政治領導人、官方媒體、教育界乃至很多社會成員,對日本戰爭給亞太地區人民以及盟軍戰俘帶來的難以言說的苦難,基本上持否認或無知的態度。這是一種恥辱。

然而,在日本的許多地方,也有很多人銘記這段歷史,並在南京大屠殺紀念日附近舉行紀念和教育活動。據我所知,這些活動在大阪、東京、橫濱、名古屋、神戶、廣島、高知、長崎和沖繩都有舉行。儘管日本政府對此置若罔聞,但每年仍有數百名日本公民前往南京,參加12月13日舉行的國家公祭日。我曾於2007年南京大屠殺70週年和2017年80週年時到南京參加紀念活動。我今天佩戴的圍巾來自南京大屠殺紀念館,上面有南京大屠殺紀念的象徵花——紫金草。

在這裡,我與日本及世界各地的同仁一道,重申我們的承諾:“決不再來”,絕不再讓我們的國家成為一個侵略性的軍事力量並發動戰爭。這是日本戰後憲法第九條——放棄戰爭條款——的莊嚴承諾。

在這第87個紀念日,我謹向南京大屠殺的受害者及其家屬,以及日本帝國無數暴行的受害者及其家屬,致以我最深切的哀悼。戰爭和傷害決不再來。謝謝。


乘松聰子(Satoko Oka Norimatsu)是加拿大第九條會(Article 9 Canada)共同主席、和平哲學中心(Peace Philosophy Centre)主任,並合著了《抵抗之島:沖繩對抗日本與美國》(Resistant Islands: Okinawa Confronts Japan and the United States,羅曼與利特菲爾德出版社,2018年)。


Tuesday, April 11, 2023

『コンソーシアム・ニュース』より:元米海兵隊将校・国連大量破壊兵器査察官スコット・リター氏の記事3本連続翻訳(2)ウクライナ後の軍備管理を再考する Scott Ritter: Reimagining Arms Control After Ukraine - From Consortium News (Japanese Translation with permission)

スコット・リター氏2本目の記事です。(紹介文と1本目の記事はこちらを)

SCOTT RITTER: Reimagining Arms Control After Ukraine

スコット・リター:ウクライナ後の軍備管理を再考する

https://consortiumnews.com/2023/02/28/scott-ritter-reimagining-arms-control-after-ukraine/

2023年2月28日

軍備管理を利用してロシアに対して一方的に優位に立った米国とNATOにとって、モスクワを交渉のテーブルに戻すためのコストは高くつくだろう。

スコット・リッター

コンソーシアム・ニュース特別寄稿

翻訳:乗松聡子

米露の軍備管理は、極度の苦境に立たされている。

2002年の米国による対弾道ミサイル(ABM)条約の脱退は、核抑止論の基本に論理的均衡を与えていた相互確証破壊(MAD)の機能的・理論的前提を覆すものである。

同様に、トランプ政権が2019年に中距離核戦力(INF)条約を早々と打ち切ったことは、そもそも軍備管理を成り立たせていた順守検証の問題を司る「信頼するが検証する(Trust but Verify)」という根本原理の両方の要素への攻撃であった。

米露両国の戦略核兵器に制限を加える軍備管理協定として、最後に残されたのが新戦略兵器削減条約(START)であった。

2010年に署名され、2021年に5年間延長されたこの条約は、2026年に失効する。核弾頭の配備数は1,550発まで、核弾頭の運搬手段(ミサイル、爆撃機、潜水艦)は700までと制限を設けている。

数値の上限と同様に重要なのが、条約で義務付けられた遵守状況の検証体制である。この体制には、双方が年間18回までの現地査察を実施する権利が含まれている。このうち10回までは、核兵器輸送システムがある作戦基地で実施することができる。査察官は、ミサイルを無作為に選んで検査することで、核弾頭の存在を目視で確認することができる。

オン・ホールド(保留)

新STARTの遵守事項検証は、2020年初頭、Covid19のパンデミックによる公衆衛生上の懸念から、両国が査察と年2回の二国間協議委員会(BCC)の開催を中止したため、一時停止している。

パンデミックが落ち着き始めた2022年初頭、条約遵守の検証や協議を再開しようとする努力は、ロシアのウクライナ侵攻による政治的影響によって阻まれた。ロシア航空機の上空飛行を禁止する欧州連合の制裁により、ロシアは米国の戦略核施設に対する立ち入り検査を実施できなくなった。

互恵性の問題から、ロシアは米国の査察団がロシアの戦略的施設にアクセスすることを拒否するようになった。また、BCCプロセスは、ウクライナにおけるロシアの「戦略的敗北」を達成するという公言された米国の政策目標に対するロシアの懸念により、保留された。

ロシアの姿勢は、2月21日のロシア連邦議会での演説の最後に、ウラジーミル・プーチン大統領が次のように発表したことで公式の方針となった:  「ロシアは、戦略兵器管理協定への参加を中止する。繰り返しになるが、我々はこの協定から離脱するわけではない。我々は協定から離脱するのではなく、協定を保留するのだ。」

その理由は、米国の行動に関するこれまでのロシアの声明と同じであった。プーチンは「西側は、私たちの戦略的航空基盤を攻撃しようとするキエフ政権の試みに直接関与していることを私たちは知っている」と言った。「NATOのスペシャリストが、これらの施設を攻撃するために無人航空機を飛ばすことに協力した。その上彼らは我々の施設を査察したいと言っているのか?今日の状況においてこれは単なるナンセンスである。」

プーチンは、米国とNATOのロシアに対する公式の姿勢について、再び懸念を表明した:

「強調したいのは、(米国とNATOは)戦略的にロシアを倒すことが目的だと直接的に表明していることです。そしてその後、彼らは我々の施設、軍事施設を見学するだけだと考えているのだろうか。最近、新しい戦略的防衛施設を地域に置くための法律が成立した(中略)。彼らはそれらも見学するつもりなのだろうか?」

その答えは、"NO "であるように見える。

軍備管理の未来

米露の軍備管理はどうなる?休眠状態であるが、まだ死んでいるわけではない。しかし、復活させるには、米国とNATOの同盟国が努力する必要がある。軍備管理をロシアに対する一方的な優位を得るための手段として選択した以上、ロシアを交渉のテーブルに戻すためのコストは高くつくだろう。

将来の軍備管理協定は、ロシアの視点から、次の4つの主要な問題に対処しなければなりません:ミサイル防衛、英仏の核戦力を含めること、INF条約の復活、米国の交渉担当者の誠実さを示すための追加的な検証措置である。

2010年の新START交渉では、ミサイル防衛はその一部となるはずであった。オバマ政権は、戦略核戦力とミサイル防衛は別個の問題として扱われるべきであり、新STARTが批准されれば米国は誠実にロシアの懸念に対処すると言って、当時のロシアのドミトリー・メドベージェフ大統領を説得した。

それなのに米国は、ルーマニアとポーランドに攻撃能力を持つ防衛ミサイルを設置することにしたので嘘をついたということになる。その結果、ロシアは、米国がロシアの国境にミサイル殺傷技術を設置すると同時に、核抑止力を制限しようとする条約上の取り決めに縛られることになってしまったのである。

将来の軍備管理協定が日の目を見るには、ミサイル防衛に関するロシアの懸念に対処しなければならない。
ルーマニアのデベセルにある米海軍施設に配備された、弾道ミサイルを迎撃するためのTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)砲台。2019年6月(NATO)

プーチンは演説の中で、「これ(新START)の議論に戻る前に、フランスと英国が何をしようとしているのか、彼らの戦略兵器をどう考慮するのかを理解する必要がある 」と宣言した。

米ソ(後にロシア)の核保有量削減交渉の当初から、ロシアは英国とフランスの核保有量も交渉に加えようとした。米国は断固として拒否した。米国とNATOの目的がロシアの「戦略的敗北」と結びついたことで、ロシアは、これらNATOの2大勢力の核兵器を全体の方程式に含めない軍備管理の議論を将来的に検討することは不可能となった。

信頼を回復するのは難しい

モスクワは、米国がINF条約を脱退したことを、その前のABM条約脱退に次ぐ、自国の安全保障に対する最大の脅威の1つとみなし続けている。

発射後5分でモスクワを攻撃できる米国の弾道ミサイルがヨーロッパに配備される可能性は、ロシアの生存にとって危険性をはらむとするのは正しい見方であり、不注意による核衝突の可能性を飛躍的に高めると考えられる。したがって、INFシステムは、戦略核戦力に関するあらゆる軍備管理協定の心臓の部分である。

今後の軍備管理協定において、米国が直面する最大の課題は、このような協定が真の意味を持つために必要な信頼を取り戻すことだろう。

プーチンは演説の中で、「戦略兵器の制限に関する最初の合意は、1991年に米国との間で結ばれた」と指摘した。「これは、原則的に異なる状況でのことでした。これは、相互の信頼関係の中で行われたものです。そしてその後、私たちの関係は、[米ソが]もはや互いを敵とは思わないと表明するほどのレベルにまで達したのです」。

それは当時のことで、現在は違う。プーチンは言った。「我々の関係(米露)は悪化した。」「これは米国のイニシアチブだった。」

プーチンは演説の中でこう言った。

「米国は、第二次世界大戦後の世界秩序の基本をすべて破壊し始めた。一歩一歩、世界の安全保障と兵器の管理システムを破壊し始めたのです...そして、そのすべては、第二次世界大戦後に構築された国際関係の構造を破壊するという一つの目的のために行われたのです。そして、ソビエト連邦の崩壊後、彼らは常に世界支配を再確認しようとしてきたのです。」

プーチンは、第二次世界大戦の終結後、世界が変化したことを認めた。「新しい影響力の中心が存在し、それらは発展し続けています。これは無視できない自然な客観的プロセスです。」プーチンは、「受け入れがたいことは、米国が自分たちの必要性に応じてのみ、これを再編成し始めたことだ」と強調した。

このようなことはもう通用しないだろう。将来の軍備管理協定は、相互利益、つまりロシアのニーズが米国のニーズと同じくらい注目されるという基本概念に立ち戻らなければならない。

弱いロシアが、支配的な米国側の要求に応じる時代はとっくに終わっている。ロシアが将来、軍備管理の交渉の場に戻るには、完全かつ対等なパートナーとしてでなければならない。そうでなければ、プーチンが表明したように、何の意味もないのである。


スコット・リッターは、元米海兵隊の情報将校で、旧ソビエト連邦で軍備管理条約の実施、ペルシャ湾での砂漠の嵐作戦、イラクでの大量破壊兵器の武装解除の監督に従事した。近著に『Disarmament in the Time of Perestroika』(クラリティ・プレス刊)がある。

記載された見解はあくまでも著者のものであり、コンソーシアム・ニュースの見解を反映したものとは限りません。

(元記事リンクはこちらです)


★3本の翻訳記事のリンク

『コンソーシアム・ニュース』より:元米海兵隊将校・国連大量破壊兵器査察官
スコット・リター氏の記事3本連続翻訳

(1)軍備管理かウクライナか?

(2)ウクライナ後の軍備管理を再考する

(3)米国の核戦略の行方

Monday, January 16, 2023

CIAの宿敵シャルル・ド・ゴールの孫が、欧米のウクライナ政策を非難する:ジェレミー・クズマロフ(日本語訳)Grandson of Charles de Gaulle, an Old CIA Nemesis, Condemns West’s Policy in Ukraine: Jeremy Kuzmarov (Japanese Translation)

 See HERE for Dennis Riches' full English translation of the interview with Pierre de Gaulle. 

レイチェル・クラークさんの訳による記事を紹介します。クラークさんのフェースブックに掲載された記事を、彼女と、著者のクズマロフさんに許可をもらって転載します。(注:訳はアップ後微修正することがあります)

著者:ジェレミー・クズマロフ 訳者:レイチェル・クラーク

媒体:コバート・アクション・マガジン

タイトル:

「CIAの宿敵シャルル・ド・ゴールの孫が、欧米のウクライナ政策を非難する」

原題:

Grandson of Charles de Gaulle, an Old CIA Nemesis, Condemns West’s Policy in Ukraine


訳者イントロ:

NATO諸国の足並みが、必ずしも揃っていないこと、特にフランスには独自の外交路線が存在することを物語る記事が出ました。筆者の許可を頂いて、以下に拙訳を投稿します:

Pierre de Gaulle [Source: rt.com]


ジェレミー・クズマロフ著 - 2023年1月11日
〜 米国とNATOが紛争を引き起こし、欧州の人々を苦しめていると言う 〜
フランスのシャルル・ド・ゴール元大統領の孫であるピエール・ド・ゴールは、米国がウクライナ紛争を煽り、ロシアに対して事前に計画された経済戦争を仕掛けて、ヨーロッパ人を苦しめていると述べている。
企業コンサルタントで銀行経営者のピエール氏は12月26日、「仏露対話協会」に対し、こう語った。「私はウクライナ危機におけるこの知的不誠実に反旗を翻し、抗議する。なぜなら、戦争の引き金は米国とNATOにあるのだから。米国は軍事的にエスカレートし続け、ウクライナの人々だけでなく、ヨーロッパの人々も苦しめている」 と。
ピエールはこう続けた。「制裁の規模と数からして、これらはすべてかなり前から計画されていたことだ。これは経済戦争であり、米国はその恩恵に浴している。米国は国内価格の4倍から7倍の値段でガスをヨーロッパに売っているのだ。」
ピエールによれば、「フランスの世論は、今日の米国人の悪巧みが何であるかを理解し始めている。米国はウクライナ危機を利用して、嘘をつき、......ヨーロッパを不安定にさせることに成功した。米国は、いわばヨーロッパをロシアから切り離し、ヨーロッパ人をロシア人に対抗させたのだ。なぜそんなことを? なぜなら、ロシアと同盟関係にあるヨーロッパは、政治的にも経済的にも、文化的にも社会的にも強いブロックになり得るからだ。ベトナム戦争とそれに続く経済危機以来、米国人は常に力、狡猾さ、その他の不正な手段によって、経済的・政治的影響力の喪失を埋め合わせようとしてきた。それは不可避ではあるが。特に、米国人は、ドルが唯一の...世界交換通貨としての地位を失うのを遅らせようとしている。そしてこの政策は続いている。」
〜 CIAのターゲット 〜
シャルル・ド・ゴールは、第二次世界大戦中のナチス占領に対するフランスのレジスタンスの英雄で、その後1959年から1969年までフランス大統領を務めた。
ベトナム戦争に反対し、米軍兵士をフランス軍基地から追い出すなど、ジョンソン政権を怒らせたドゴールの殺害計画に、CIAが1965年に関与していたことが、機密指定を解除された文書によって明らかになった。
ドゴールは、1966年にNATOから軍を撤退させ、ソ連との交渉を開始、モスクワを何度も訪問し、貿易協定を結ぶなど、対ソ政策も先進的であった。
1961年に暗殺に失敗した後、アルジェリア支配を放棄したドゴールを憎む右派の軍人たちがCIAに接近し、ドゴールが登場するレセプションに出席する老兵たちの中に毒入り指輪をつけた工作員を潜り込ませるという暗殺計画を練り上げた。ドゴールが握手を求めると、彼が倒れ、暗殺者は群衆の中を悠然と歩き去るというものであった。(訳者註:結局ドゴールは暗殺ではなく、心臓発作で1970年に自宅で亡くなりました。享年79歳)
〜 祖父シャルルの志を継ぐ 〜
ピエール・ドゴールは、6月のロシア連邦の建国記念日にパリのロシア大使館でスピーチ を行った。彼の祖父は、ロシアがヨーロッパの安定に貢献する友好国として不可欠な存在であると見ていた、とピエールは言及した。「祖父はこういった。『ナポレオンがアレクサンドル1世を攻撃したことは、彼の最大の過ちであった。彼の自由意志でやったことで、我々の利益、我々の伝統、我々の才能に反していた。我々の退廃はナポレオンとロシアとの戦争から始まったのだ』」。
ロシアとフランスの国民が「長年の友情とナチスに対して流された血によって」結ばれていることを強調し、ピエールは、「ロシアとの良好な関係を維持することがフランスの利益であることをもう一度はっきりと確認し、我々の大陸の連合と安全、そして全世界のバランス、進歩、平和に役立つために協力しなければならないと言うためにここに来た」と述べた。
ピエールの考えでは、「ロシア国民全体に向けられた押収と差別の組織的かつ盲目的な政策」[制裁のこと]は 『スキャンダラス 』であった。フランスのエリートたちは、米国とNATOに味方し、ドンバスのロシア語を話す人々に対するウクライナ政府の 『無謀で』、『非難すべき政策(差別、略奪、禁輸、爆撃を伴う)』によって、彼の祖父の遺産を裏切った」のである。
ピエールによれば、「西側諸国は、ゼレンスキーとそのオリガルヒ、ネオナチ軍団が戦争のスパイラルに陥ることを許し、その盲目さがウクライナ国民に深刻な結果をもたらしているのである。しかし、間違えてはいけない。米国は何がしたいのか。それは、新たな東西対立を引き起こすことではなく、自分たちの指図、経済、システムを押し付けるために、ヨーロッパを弱め、分裂させることである。」
さらにピエールは、米国も西欧も、1991年の困難な移行とそれに続く再建の後、ロシアが彼らの一極集中の世界に適合しないこと、またロシアが西欧のモデルに従って、独自の方法で自らを変革すべきことを決して受け入れなかったと指摘した。そのため、プーチン大統領は当初から独裁者と見なされていたが、彼はロシアにとって偉大なリーダーなのだ、と述べた。
彼はこう続けた。「米国は、世界の国際貿易の決済において支配的な通貨であるドルの役割が失われることも、決して受け入れなかった。」
ピエールの言葉は、米国の耳にも、フランスのエリートの耳にも異端である。しかし、進歩的な運動が受け入れるべき、素晴らしく現実的なビジョンを提示している。
ピエールは最後に、祖父がロシアを愛していたことに触れて演説を終えた。「歴史の中で最も困難な時であっても、ロシアと強固な共有関係を築き、それを維持することが不可欠であることを常に支持し、擁護してきた。ドゴール将軍の言葉をもう一度引用する。『フランスでは、ロシアを敵だと思ったことは一度もない。私は、仏露友好の発展に賛成である。そして、ソビエト・ロシアと戦うような人々に武器を送ったことはないし、これからも送ることはないだろう』」。

著者:
ジェレミー・クズマロフ: コバートアクション誌の編集長。
米国の外交政策に関する4冊の著書がある:
「オバマの終わらない戦争」(Clarity Press、2019年)、
ジョン・マーシアーノとの共著「ロシア人がまたやってくる」(The Russians Are Coming, Again)(Monthly Review Press、2018年)など。

(翻訳以上)

参考資料

Thursday, December 15, 2022

米国の退役軍人たちからの呼びかけ:この戦争を終わらせるために、ウクライナでの「休日休戦」、停戦と交渉を求める U.S. Soldiers Call for a Holiday Truce in Ukraine, Ceasefire and Negotiations to End the War

英語での沖縄関心グループのMLで、ダグラス・ラミスさんが教えてくれた。「ベテランズ・フォー・ピース」による「ホリデイ・トゥルース」(Holiday Truce)の呼びかけを。内容に賛同し、日本語訳とともに紹介します。(訳はDeepl 訳を修正したもの)

According to Wikipedia, "Soldiers from both sides (the British and the Germans) exchange cheerful conversation (An artist's impression from The Illustrated London News of 9 January 1915: "British and German Soldiers Arm-in-Arm Exchanging Headgear: A Christmas Truce between Opposing Trenches")."


原文は See English original: 

U.S. Soldiers Call for a Holiday Truce in Ukraine, Ceasefire and Negotiations to End the War 

(peaceandplanetnews.orgより)

米国の退役軍人たちからの呼びかけ:この戦争を終わらせるために、ウクライナでの「休日休戦」、停戦と交渉を求める

2022年12月

ベテランズ・フォー・ピースのメンバーたち

北半球へ冬が到来し、10ヶ月目に入ったウクライナ戦争が心配になります。包囲された市民の苦しみと何百万人もの難民の運命に対する懸念、ヨーロッパのエネルギー危機と軍事化に対する懸念、戦争に関連するアフリカにおける食糧不足に対する懸念、そして文明を終わらせる核戦争の可能性に対する懸念です。これらの複合災害を前にして、世界の人々は、ロシア、ウクライナ、米国、NATOが勝者のいない長い戦争に突入する用意があるように見えることに直面しています。

ベテランズ・フォー・ピースはこうした懸念を共有しています。2015年の時点で、私たちはウクライナのロシアとの国境からすべてのNATO軍を撤退させるよう求めていました。多くのオブザーバーと同様に、私たちもこの不必要で完全に回避可能だった戦争が起こることを予見していました。ロシアがウクライナに侵攻した2022年2月24日、私たちは「Diplomacy Not War(戦争ではなく外交を)」という緊急の呼びかけを行いました。ベテランズ・フォー・ピースは「Peace In Ukraine Coalition(ウクライナ平和連合)」の一員であり、手遅れになる前に戦争を終わらせるために停戦と外交を呼びかけています。

いま、年末休暇の時期を迎え、第一次世界大戦中の1914年、ドイツとイギリスの兵士が塹壕から出てきて共に祝ったという有名な「クリスマス休戦」を思い起こし、ウクライナでの一時休戦を求める宗教指導者やその他の人々の声に、私たちは参加します。

戦争の惨禍を経験した退役軍人として、私たちは、この血なまぐさい戦争で何万人もの死傷者を出している双方の若い兵士たちに大きな共感を覚えます。私たちは、生き残った人たちが心に傷を負い、一生を棒に振ることになることを十分すぎるほど知っています。私たちは、「もうたくさんだ」「戦争は解決策ではない」と訴えます。

私たちは、ウクライナの戦争を終わらせるために、緊急で誠実な外交を望んでいるのであって、これ以上米国の武器や顧問を送ることや、終わりのない戦争を望んでいるのではありません。そして、核戦争は絶対に避けなければなりません。何十億ドルものお金を、兵器メーカーや戦争で儲ける人たちのためではなく、気候変動や雇用、医療、住宅のために使ってほしいのです。

ベトナム、アフガニスタン、イラクでの戦争に抵抗した兵士として、私たちは、良心的兵役拒否者、徴兵拒否者、脱走兵、そして殺人に参加することを拒否するすべての人を含む、あらゆる立場の戦争抵抗者を支援します。私たちは、特に米軍関係者に、訓練、武装、顧問、あるいはこの戦争や他の帝国の戦争に従事することに参加することを拒否するよう促します。私たちはさらに、米国政府に対し、すべての戦争を終結させ、世界中の多くの国にいる私たちの軍隊を撤退させるよう要求します。

今こそ引き返す時です。武器を捨てなさい。外交と平和を受け入れなさい。ウクライナのために。ロシア、ヨーロッパ、アメリカのために。世界のすべての人々のために。休日の休戦は、平和への第一歩になるかもしれません。

もうたくさんだ - 解決策は戦争ではない!

今すぐ停戦を - 交渉しなさい、エスカレートするな!

殺すことを拒否する兵士を支援しよう!

(以下署名者リストは英語のまま。)

Signed,


Enya Anderson, VFP National Board
Ellen Barfield, Past Vice President, VFP National Board; Co-founder, Baltimore VFP
Medea Benjamin, VFP Advisory Board, CODEPINK Women for Peace
Marjorie Cohn, VFP Advisory Board; Past President, National  Lawyer’s Guild
Gerry Condon, Past President, VFP National Board
Paul Cox, VFP National Board
Michael Dempsey, VFP National Board; President, Monterey, CA, VFP
Jim Driscoll, VFP Climate Crisis and Militarism Project
Mike Ferner, Past President, VFP National Board
Mark Foreman, Past Treasurer, VFP National Board
Gerald Hassett, Vice President, New York City VFP
Matthew Hoh, VFP Advisory Board
Helen Jaccard, Manager, VFP Golden Rule Project
Eric Johansson, Past President, San Francisco VFP
Tarak Kauff, Past Member, VFP National Board
Bob Keilbach, Secretary, New York City VFP
Kathy Kelly, VFP Advisory Board; Board President, World Beyond War
Barry Ladendorf, Past President, VFP National Board
Gene Marx, Past Secretary, VFP National Board
Ray McGovern, VFP Advisory Board; co-founder, Veteran Intelligence Professionals for Sanity
Maj. (ret’d) Ken Mayers, USMCR; VFP National Board
Nick Mottern, VFP National Board; Co-coordinator, BanKillerDrones
Barry Riesch, Past President, VFP National Board
Doug Rawlings, Co-founder, VFP; Past Vice President, VFP National Board
Denny Riley, USAF, Our war in Vietnam
Susan Schnall, President, VFP National Board
Joshua Shurley, Secretary, VFP National Board
Alice Slater, VFP Nuclear Abolition Working Group
Rick Staggenborg, President, Mid-Valley Oregon VFP
David Swanson, VFP Advisory Board, World Beyond War
Mike Tork, Treasurer, VFP National Board
Michael Wong, Vice President, San Francisco VFP
Col. (Ret) Ann Wright, VFP Advisory Board; Veteran 
Intelligence Professionals for Sanity

Thursday, July 23, 2020

Attention! A Public Webinar on July 25 (Sat) 1 PM EST (New York time) on the U.S. Decision to Drop the Atomic Bombs on Japan. Gar Alperovitz, Marty Sherwin, Kai Bird, and Peter Kuznick. 米国による日本への原爆投下決定についての4人の専門家による公開ウェビナー: ガー・アルペロビッツ、マーティ・シャーウィン、カイ・バード、ピーター・カズニック

Posted on July 29: according to the organizers, the webinar was a success, attended by more than 300 people! Here is the recording of it.
追記。ウェビナーは300人以上の参加を得て成功裏に終わりました。録画リンクはここです。


ピース・フィロソフィー・センターも後援団体の一つとなっている、原爆投下決定についてのウェビナーです。以下ご覧ください。
Peace Philosophy Centre is one of the sponsoring organizations of an upcoming webinar:
What Every Global Citizen Needs to Know About the Decision to A-Bomb Hiroshima and Nagasaki
Date: July 25, 2020
Time: 1pm EST (New York Time)

Zoom link:
The debate over the atomic bombings -- a controversy that forced the Smithsonian Institution to abandon its Enola Gay exhibit 25 years ago -- continues unabated in America today as we approach the 75th anniversary of the incineration of Hiroshima and Nagasaki. Four historians, Gar Alperovitz, Martin Sherwin, Kai Bird, and Peter Kuznick, each of whom has written extensively on the topic, will discuss the documentary evidence and assess the current state of knowledge about the bombings in a webinar open to people from around the world. Internationally acclaimed poet Carolyn Forche will moderate. The webinar will critically explore in depth the “official” explanation that use of the atomic bombs was the only way to force the fanatically resistant Japanese to surrender without an Allied invasion that would have cost hundreds of thousands of U.S. and British and an even greater number of Japanese lives. Attendance is free and open to the general public. A question and answer period will follow the presentations.
Speakers include:

Gar Alperovitz, formerly a Fellow of Kings College Cambridge, the Institute of Politics at Harvard, and Lionel Bauman Professor of Political Economy at the University of Maryland, is the author of Atomic Diplomacy: Hiroshima and Potsdam and The Decision to Use the Atomic Bomb. He is currently a Principal of The Democracy Collaborative, an independent research institution in Washington, D.C.
Martin Sherwin, University Professor of History, George Mason University, is author of A World Destroyed: Hiroshima and Its Legacies winner of the Society of Historians of American Foreign Relation’s Bernath Book Prize, co-author with Kai Bird of American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer winner of the 2006 Pulitzer Prize for biography, and Gambling with Armageddon: Nuclear Roulette from Hiroshima to the Cuban Missile Crisis, forthcoming in September 2020.
Kai Bird, Executive Director, CUNY Graduate Center’s Leon Levy Center for Biography, co-author (with Martin Sherwin) Pulitzer Prize-winning American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer, co-editor (with Lawrence Lifschultz) Hiroshima’s Shadow, and author The Chairman: John J. McCloy and the Making of the American Establishment.
Peter Kuznick, Professor of History, Director, Nuclear Studies Institute, American University, co-author (with Akira Kimura), Rethinking the Atomic Bombings of Hiroshima and Nagasaki: Japanese and American Perspectives, co-author (with Oliver Stone) of the New York Times best-selling The Untold History of the United States (books and documentary film series), and author “The Decision to Risk the Future: Harry Truman, the Atomic Bomb and the Apocalyptic Narrative.”
Carolyn Forche’s first book of poetry, Gathering the Tribes, won the Yale Series of Younger Poets Prize, and was followed by The Country Between Us, The Angel of History, and Blue Hour. In March, 2020, Penguin Press published her fifth collection of poems, In the Lateness of the World. She is also the author of the memoir What You Have Heard Is True (Penguin Press, 2019), a finalist for the National Book Award and winner of the Juan E. Mendez Book Award for Human Rights in Latin America. Her international anthology, Against Forgetting, has been praised by Nelson Mandela as “itself a blow against tyranny, against prejudice, against injustice.” In 1998 in Stockholm, she received the Edita and Ira Morris Hiroshima Foundation for Peace and Culture Award for her human rights advocacy and the preservation of memory and culture. She is one of the first poets to receive the Wyndham Campbell Prize from the Beinecke Rare Book and Manuscript Library at Yale University, and is a University Professor at Georgetown University in Washington, D.C.

Webinar sponsors include:

American Friends Service Committee's Peace & Economic Security Program American University Nuclear Studies Institute Article 9 Canada Campaign for Peace, Disarmament and Common Security Code Pink COVID 19 Global Solidarity Coalition Global Network Against Weapons & Nuclear Power in Space Hiroshima Nagasaki Peace Committee of the Greater DC Area Historians for Peace and Democracy International Peace Research Institute Meiji Gakuin University (PRIME) Lannan Center for Poetics and Social Practice at Georgetown  Los Alamos Study Group Nuclear Age Peace Foundation Peace Action Peace Culture Village  Peace Philosophy Centre (Vancouver, Canada) PEAC Institute  Proposition One Campaign for a Nuclear Free Future United for Peace and Justice Western States Legal Foundation Women’s International League for Peace and Freedom (WILPF) USA World Beyond War Youth Arts New York/Hibakusha Stories