チャイナタウン「中華門」の下で集会をしました。
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12月7日午後5時から、バンクーバーチャイナタウンにて、南京大虐殺追悼集会を行いました(Nikkei Vancouver for Justice, カナダ9条の会、ピース・フィロソフィーセンター共催)。この時期のバンクーバーは雨ばかりですが、なぜかこの集会の間のために雨が止まったかのような幸運に恵まれ、屋外で無事に追悼集会を行うことができました。
予想以上の、50人かそれ以上の人が来てくれました。若者中心に運営したイベントであったことは歴史記憶を継承する上で意義深かったと思います。Nikkei Vancouver for Justice のベックさん、メガンさん、またチャイナタウンで活動するチャイニーズ系の若者たちがたくさん手伝ってくれ、よいコラボレーションとなったと思います。日系人や日系移民も10人ほど来てくれました。南京出身のビルさん(左)。
右は広東語と北京語両方の通訳をつとめてくれたカリナさん。
ビルさんは、曽祖父母が日本軍による南京爆撃で命を奪われたと話してくれました。きょうこの日まで遺体も見つかっておらず、ちゃんとした埋葬もできていないとのことです。当時家族の遺体を見つけることができた人も、判別がつかないほど痛ましい状態になって、集団で捨てられていたと。軍隊だけでなく、占領を手助けするために日本の植民者も招き入れられたことは、いま現在パレスチナの人々がされていることと同じだと、ビルさんは指摘しました。
南京出身のジェーンさん |
ジェーンさんは、歴史を知るにつけ、やはり、アジア太平洋地域での日本の帝国主義と、パレスチナにおけるセトラー・コロニアリズムの「点と点がつながってきた」と言いました。太平洋戦争時、米国やカナダでの日系人強制収容はよく語られますが、ジェーンさんは、北米の日系人が、募金を集めたり、慰問袋を送ったりして、日本の中国侵略戦争に加担した事実を指摘しました。これは、カナダで南京大虐殺記憶の日を制定する動きに対し日系人団体が積極的に反対した動きと通じるとの指摘はまさしくその通りと思いました。
重慶出身のアリエルさん |
いまでも日本を許すことはできない、との言葉を重く受け止めました。
いまカナダに生きる若者たちの心と体の中にも、日本の中国侵略戦争の傷跡が世代間の痛みとして生々しく残っていることを痛感した晩でした。
★★★★★★★
私も主催者代表としてスピーチをしました。スピーチ原稿はここで読めます。日系として、日本人として、南京大虐殺の歴史を語り継ぎ、日本の歴史修正主義とたたかう責任があるという話をしました。また日本政府とは違い、日本各地に、南京大虐殺と被害者を記憶し二度と日本の侵略戦争を許さないという、憲法9条の約束を守る活動をしている人たちがいるという話もしました。元の英語バージョンと、友人の韓真さんによる中国語(簡体字、繁体字)の翻訳がついています。日本語版をいまのところ作っていないのでAI翻訳などで読んでください。@PeacePhilosophy 乗松聡子
会場に設置した 祖先供養の祭壇 |
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