農作業中の小林さん |
私が最後に会ったのは、昨年の4月22日、体調が悪くなられたはるよさんを小諸のご自宅に訪ねたときです。その前、2016年の4月には、一緒に南信州の「満蒙開拓記念館」を訪ねました。その他にも、私の講演を聞きに東京まで出てきてくださったりしたこともありました。2015年の秋、ブログの読者として連絡をくださって以来、「バンクーバー9条の会」のメーリングリストに入っていただき、大変豊かな感性と言葉を持つ方だと思い、このブログにも何度か寄稿をお願いしたのです。
あらためてここに、はるよさんの投稿を紹介します。
私にとっての中国 日本にとっての中国(2016年6月21日)
http://peacephilosophy.blogspot.com/2016/06/blog-post_22.html
終戦記念日に寄せて―被害者であるまえに加害者だった―(2016年8月12日)
http://peacephilosophy.blogspot.com/2016/08/haruyo-kobayashi-commemorating-august.html
私にとっての朝鮮(2018年1月21日)
http://peacephilosophy.blogspot.com/2018/01/me-and-korea-kobayashi-haruyo.html
また、彼女のパートナーさんから、彼女が生前に既に脱稿していた本を、死後に彼と娘さんが出版にまでこぎつけたという本
『音韻意識の形成と言葉の発達』
ーー『言葉が遅い』を考えるーー
小林はるよ著、こだま出版
を送ってもらいました。
彼女は、言葉にチャレンジを持つ子どもさんを手助けする仕事をしていたことは聞いていましたが、詳しくは聞いていませんでした。見るからに優しさが溢れてくるような装丁の本です。
本はここから、注文できるようです。
http://okano-ue.na.coocan.jp/kodama/shoseki.htm
彼女のこのような経歴
1942年に生まれる。国際基督教大学教育学科卒、東京教育大学教育系大学院修士課程修了、東京大学教育系大学院修士課程修了、同博士課程中退、帝京大学文学部講師、新宿区教育センター「ことばの教室」指導員、都内乳幼児通園施設ことばの指導員などを歴任。
も、知りませんでした。
小林はるよさんからいただいたたくさんの気づきと、数限りない励ましの言葉を胸に抱き、これからは、私の中で生き続ける彼女を大事にしていきたいと思っています。
聡子
2016年4月、南信州ではるよさんと眺めた花桃。少し終わりかけていた時期でした。
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