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Monday, February 21, 2011

鳩山香港TV局インタビュー Hatoyama Interview with Hong Kong TV Station

2月18日、香港の衛星テレビ局「フェニックス」が鳩山元総理とのインタビューを放映しました。

15分のインタビューのビデオリンクはこちらです。下に埋め込みをしました。聞きとってメモしたものを下に記します。一字一句一緒ではないですが要旨はまとまっています。簡素化のため「ですます」調は「である」調にしています。

http://v.ifeng.com/news/world/201102/17ff4336-e9ba-4fc4-ae25-07fe5ea5ee45.shtml



Q.民主党政権1年半が経ち、菅内閣厳しい情勢だが、今を乗り越えられるか。

あなたの言うとおり。(2010年7月の)参議院選挙に大敗して、せっかく(2009年の総選挙で)大勝して政権交代、マニフェスト実現できると思っていたが、参院選にまけねじれ現象ができて法案が通らない。菅内閣が徐々にマニフェストから外れていることについて民主党の支持層が離れた。政治指導といいながら政治指導でなくなってきた。原点に戻って本当に国民が期待していたのは何なのか、政治主導に、国民の期待するほうに運営させないと。

Q.予算関連法案を通せなかった場合、菅内閣総辞職かそして解散の可能性どちらを選ぶか。

率直な質問ですが、そうならないように努力せねば。予算関連法案を野党の協力ももらい成立させないと。小沢先生の処分の問題で界は離脱する人が出てきて予算関連法案が参院で否決された場合、衆議院で3分の2が難しくなってきている。起こり得る話だ。しかし政権交代して道半ば、スタートしたばかり、マニフェストをこなしていない。あと二年間は解散は絶対にしてはいけないと思う。解散だけはしてはいけない。

Q.民主党分裂する可能性は?危惧は?

危惧はしてる。今日まさに若手が15名会派離脱をした。これは小沢先生への処分に対する影響だ。彼らは党にとどまるといっている。分裂しないようにしなければ。

Q.民主党は戦後はじめての政権交代。鳩山内閣が早く総辞職したが。米軍基地の移転問題、社民党の離脱問題が原因だったが当時の最大の困難は何だったか。

政治資金規正法にかかわる問題で避暑が二人処分受けた。自分自身の身の問題で参議院選挙を目の前にして仲間を減らしてしまうのはつらいので身を引こうと思った。参院選は勝つことができた勝負だったが菅政権になって消費税の議論が出て大敗をきしたことは予想外だった。

Q.日米関係で苦労されたが、発足当時からアメリカで警戒論が高まっていて、オバマ政権とうまくいっていないと報じられた。アメリカのトヨタ叩きがあったのは偶然だったのか、それは今から見ると間違いという声もあるが。プレッシャーはあったか。

アメリカは自分たちの雇用問題があったからトヨタに対して厳しい判断がくだされた。私の政権の時期だったが関わりがあったという関連づける必要はない。

沖縄の皆さんには申し訳なかったが、辺野古という県内に移設先を決めたということで、アメリカの普天間の移設問題に関する私に対するへの懸念というのは払拭されたと思う。菅政権も日米関係がネックになっているとは思わない。

Q.外交の面から日本、アメリカからの自主路線を目指していたが。日本はまだ軍隊を持っておらずいずれは持つべき?

専守防衛の力もまだできていない、この国は独立国であるならば自分の国は自分の力で本来守らなければいけない。基地存在のおかげで安全が保たれているということは世界の歴史の中で正常ではない。

Q.「抑止力は方便」という発言が波紋をよんでいる?「常駐なき安保」という背景があったか。

これは絶対正しいと思っている。「常時駐留なき安全保障」とうい考え方への方向に今すぐではなくても徐々にに動かさねばならない。その一歩が普天間の移設問題であったのではないか。

Q.小沢さんの「第七艦隊だけでいい」という考えに近い?

かなり近いと思う。

Q.東アジア共同体は?菅政権になってから聞こえないが?

非常にさびしい。私はなぜかはわからない。21世紀はアジアの世紀だ。アジアに信頼を勝ちうる日本にしていなければいけない。過去の歴史を鏡として未来を見つめなければいけない。中国と韓国と関係を信頼関係を密にしなければいけない。そう思って東アジア共同体を主張した。

Q.尖閣問題をめぐっては?日中はすべきことは?解決できますか。

解決できると思います。これは私がやめた直後のことです。温家宝首相との間では問題がおきたときにははホットラインですぐにお互いに情報交換しようと言っていた。そこまででトップ同士の信頼が築けていた。菅総理はそれが築けない中で菅総理と中国との間に十分な信頼が醸成されていなかった中で起きた。こういう問題があればその先を見つめなきゃいけない。東シナ海のガス田の開発のように、せっかく温家宝首相の方から共同開発スタートしようといわれた。うれしかった。その方向に戻してガス共同開発ということで 争いの海ではなくて友愛の海にもう一度戻すことで尖閣の問題なども消えていくと思う。

Q.国民感情が悪化している。国民感情の改善は?

若い世代の中で国境というものを意識しないで行き来できる状況を作るのが時間がかかるが一番大事。国力というのは軍事力ではなく文化力。経済力でもない。むしろそれぞれの文化を理解しあうのが大事。中国人と日本人はお互いを好きになれる。

Q.ロシアと日本については。ロシアの新しい北方領土についての動きは。民主党内で対応策は。

大変難しい問題です。私の祖父の鳩山一郎が総理のときに行った功績が日ソ共同宣言でありました。祖父は北方領土の返還交渉がやりたかった。菅総理の「暴挙」という発言、わからんでもないがその言葉を使うと交渉にとってみればマイナス。もっと冷静に柔軟な発想が求められている。

Q.小沢さんは。過去20年で大変影響慮力のある政治家と言われている。新しい指導者になれるか?

私は可能と想う。小沢さんはあの問題について完全に無実と思っている。

Q.最後に、政界を引退されたときに農業をなさりたいということだが、今でも?

歳とってきてますがワイン畑を作ってワイナリーでおいしいワインを作りたい。自分の畑でそういうものができて、近くにいる牛を料理してと、レストランでもできたら。夢はある。


Q.道半ばでの辞職。再度の機会は?

今はそういう状況ではない。どのようなポストでもその中で自分の役割を、国益に資するようなはたらきをしたい。

Q.政界での役割は?

あまり長く続けるべきではないが、今しばらくは今政治が国民の信頼を失っているので信頼を取り戻すために、特に外交的な役割を果たしたい。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

大手メディアからは、「菅政権を批判」とばかり報道されているようで、実際批判はしているが、このインタビューで大事なことは他にもある。鳩山さんがあらためて「駐留なき安保」を強調していること、外国の基地のおかげで安全が保たれているということは異常な状態であると言っていること、また、「国力は軍事力や、経済力でさえなく、文化力」であること、中国や韓国と分かり合い東アジア共同体を築くことの大事さを訴えている点に注目したい。しかし、普天間問題について、「沖縄には申し訳なかったが辺野古に決めたことでアメリカの私に対する懸念が払拭された」という発言は聞き捨てならない。沖縄の基地の過重負担をやわらげ、「常駐なき安保」の方向性に持っていくために「最低でも県外」と言ったと、先日の共同通信等とのインタビューでも言っているのに、結局沖縄を見捨てたことを、申し訳ないといいながらも過去形に片付けてしまっている。「常駐なき安保」への第一歩が普天間の移設問題であったとも言っているが、これも過去形である。沖縄の反対は揺るぎないものであり現在形である。辺野古だけでなく、やんばるの森の住宅地を囲む形で危険なオスプレイを使うためのヘリパッド増設を強行しようとしている防衛局に対して今も昼夜を問わずの住民、支援者の抵抗が続いている。鳩山さんは、これだけ自由にものが言える立場になった今、どうして沖縄の苦しみに心をもう一度添わせ、日米合意を撤回するように訴えないのか。「常駐なき安保」が「絶対正しい」と思うのなら、鳩山さんには、もう一度、普天間「移設」が県内に絶対にならないように、「最低でも県外」の信念を呼び起こし、今の自分の立場でできることをやってほしい。
 
PP

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