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Friday, October 21, 2011

カダフィ私刑容認は間違っている

ツイッター @PeacePhilosophy より。

カダフィが殺されて、人々が狂喜しているニュースばかり流れていて複雑な気持
ちだ。どうしていとも簡単に殺してしまうのか。報せを聞いたとき、すぐ、ちゃ
んと裁判にかけたら西側諸国に都合の悪いことをたくさんしゃべるからだな、と
思った。しかしそういう見解はどこからも聞こえてこない。

産経:国際刑事裁判所から逮捕状も出ている大佐については、政権による人権侵
害やデモ弾圧の実態解明のためにも司法の裁きを望む声が強かったが、反カダフィ
派兵士らの「憎悪」を押しとどめることはできなかったようだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111021/mds11102101270003-n1.htm

毎日:国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は「新政権は(カダ
フィ時代のような)虐待の文化と決別しなければならない」と指摘。評議会に対
し、殺害の詳しい経緯を情報公開し、民主政治の始まりにふさわしい適切な対応
を取るよう求めている
http://mainichi.jp/select/world/news/20111021k0000e030019000c.html?toprank=onehour

アムネスティインターナショナルの声明 
http://www.amnesty.org/en/news-and-updates/libyans-must-see-justice-after-death-colonel-al-gaddafi-2011-10-20
カダフィが戦闘行為の中で死んだの
か捕われた後で殺されたのか明らかにすべきだと言っている。

法治国家と自称する国たちがカダフィ殺害を「歓迎」している。国際刑事裁判所
から逮捕状が出たとき評価したアムネスティ・インターナショナルもカダフィが
捕獲後私刑で死んだ可能性が高いことを示唆していても非難していない。これもおか
しいのではないか。

長年の圧政の被害者が救済され加害者が処罰されることはもちろん大事であるが、
だからこそ真相究明が大事なのである。

この10年911に対する報復という名目でアフガンとイラクでの大量虐殺や拷
問といった大規模な不当私刑を目の当たりにして感覚が麻痺してしまっている我
々にはもうこんなこと日常茶飯事にしか思われないのであろうか。

真相究明と正義と法が大事なのなら、私刑を容認するのは間違っている。オサマ
ビンラディンのときもそうだった。なんか変だな、と思っている人たち多いので
はないか。でも国の指導者やメディアが「殺害万歳」を連呼していると「そんな
もんか」と思ってしまうのではないか。変なものは変だ!

@PeacePhilosophy

今のところフェースブック (Peace Philosophy Centre) やツイッターで来ているコメントも記しておく。
★同意します。彼の死が真実なのかも含めすべてが葬られてしまいました。裁判にかけられた彼の口から何が飛び出すのか恐れる者は誰なのか…あまりにも明白すぎますね。オサマ ビン ラディン同様闇に包まれたまま時間は流れるのでしょう。ラディンの場合は死の真偽そのものが問われなければならないと思いますが。

★オサマビンラディンの時もそうだった。裁判にもかけずに惨殺してしまったら、殺した側にも民主主義不在である事を露呈してしまうのに。改めて、暴力の不毛を感じる。暴力的手段に訴えずに、民主主義に反する者に不服従の姿勢を示そうと思う。どちらが使うにせよ、暴力からは何も生まれない。

★恐るべき人倫の崩壊、人間性の堕落と思います。U.SとNatoが殺したい人間を殺すなんてことは許されないと思います。

★サルコジに選挙資金を融通したり、ブッシュ家と仲良かったとか・・

★散々利用しといて、用がすめばポイ捨てとは、ホストより質が悪いし、裏で操るなんて闇社会みたいですね。


★正論!独裁者と同レベルに堕してはいけない。
 
★まったくその通りですね。私はそういう意図でも書いています。欧米にとっては、カダフィを生かして裁判するなどというオプションは、ほとんどなかったのだと思います。

★誰が射殺したですか?アメリカの特殊部隊でしょうか?
 
★確実に捕われた後、殺害されている。問題だ。
 
★私もそう思います。確かに独裁者でいい人ではないのかもしれませんが、何か違和感を感じずにはいれません。それに最早報道という物が信用できない物と分かってしまった訳ですし…。
★一人のテロリストを逮捕して裁判迄の間交流した場合。そのテロリストを解放させる目的でまたテロが起きるからです。これ迄もその様な事は何度も起きて多くの一般市民、子供や女性も含めてテロで殺されました。そのような経緯があるので、対テロではテロリストは裁判にはかけずにその場で殺害するという取り決めが各国間で決まっているのです。一般社会の観点からすると、裁判無しに殺害すると言う非常に常識ずれで非合法に見えますが。対テロ対策の考えではこれは正当になります。カダフィは明らかにテロリストを支援していたので、テロリスト支援者=排除されるべき人物となります。

★生きたままとらえたが、その直後のガダフィロイヤリストたちとの激しい交戦中に死んだって、8ヶ月間ずーっとフォローしていたリビアのアカウントで書いてたものがありました
 
★「西側諸国」は便利な悪党ですが、現場には西側の人間は全く居なかったようです。しかもガダフィと西側諸国の黒歴史はすでに公になっています。今更ガダフィを黙らせても遅いでしょう。証拠は…って、陰謀説好きには証拠は不要ですね。

★全く同感。誰にだって弁明する機会は与えられるべき。フセインも、ビン・ラディンも、カダフィだってそうです。裁判で罪を量るべき。即殺なんていつの時代のすることか。カダフィ時代の総括なくして次のリビアはないのに、と思います。
以下は、目良誠二郎さんのFacebookでのコメントです。


カダフィが「死んだ」。正確に言えば「殺された」のだろう。

リビア国民は歓喜し、一部の報道では死体が現地で「市中引き回し」されたともいう。

独裁者が倒され、独裁政権が崩壊したのは、もちろん歓迎すべきことだ。

しかし、どんな残虐な独裁者であっても、問答無用で「殺す」のはよくない。

ましてや、それを喜び、賛美すべきではない。

ビン・ラーディンをオバマ政権が「暗殺」し、それをアメリカの国民が歓喜し、賛美したのも、まちがっている。

借金で首が回らなくなったギリシア政府がIMFとEUの脅しに屈し、過酷な「ショック・ドクトリン」政策をギリシア国民に押し付けようとして、ギリシア国民の猛烈な抵抗にあっている。

基本的には非暴力的な抵抗だが、報道を見る限り一部の若者が警官隊に投石し、火炎瓶を投げつけるなど、「暴徒化」している。

高い失業率に苦しみ、未来まで奪われようとしているギリシアの若者の怒りは理解できる。

だが、それを暴力に訴えるのは正しくない。

それでは、国民的な抵抗運動が分裂し、結局は敗北に追い込まれてしまうだろう。

仮に暴力で現政権を倒すことに成功したとしても、次の政権下にその経験は継承され、いずれ暴力の連鎖が始まる。

大多数の民衆を独裁と強欲から解放するという正しい「目的」を、暴力という「手段」で達成できるというのは、幻想である。

「テロ」は「反テロ戦争」では根絶できないのだ。

ニューヨークから始まった「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street )」運動は、アメリカを先頭とする世界中の強欲資本主義者たち1%の支配から99%の民衆を解放しようとする運動である。

すでに1000名前後の参加者が、警察によって後ろ手に手錠をはめられ、逮捕・拘束されている。

しかし、運動は広がる一方だ。

NY市民の70%近くが共感・支持し、運動は全米から世界中に広がり始めた。

その一つの理由は、この運動が非暴力による抵抗という思想を強固に持っていることだろう。

その思想を逸脱しない限り、この運動を分裂させ、敗北に追い込むことはそう簡単にはできない。

99%の民衆の深い共感と連帯をかち得ない限り、運動の成功はない。

逆に、それが得られるならば運動は成功する。

世界の民衆は、この運動を注視し、そこから深く学び、連帯し、起ち上がるべきだろう。


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3 comments:

  1. 琉球新報21日朝刊社説カダフィについて「拘束後処刑されたとも、銃撃戦で負傷した結果とも伝えられる。いずれにせよ、国際刑事裁判所から「人道に対する罪」で逮捕状が出ていたこの独裁者は、公正な裁きを受けて政党な罰を与えられるべきだった。それでこそ独裁政治の対局である民主国家にふさわしいからだ。その意味では残念な結果だった。」

    このような論調は全国紙にはなかった。本当に裁判にかける気があれば民兵がカダフィを殺すことを止める方法はあったと信じる。

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  2. @powpher さんがツイッターで教えてくれたイランのラジオ放送局の日本語版の記事を紹介する。私の当初の印象と同感のようだ。

    http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=22007:2011-10-21-11-40-42&catid=15:tafsir&Itemid=117

    独裁者カダフィ大佐の最期
    ジャヴァーディ解説員
    リビアの独裁者、カダフィ大佐が42年間のリビア支配の末、ついに死亡し、地域の他の独裁者たちと同じように去っていきました。カダフィ大佐の死を喜ぶリビアの人々には、これから、長く辛い道のりが待っています。独裁が終わり、カダフィ大佐の息子たちも次々に死亡したことは、間違いなく、理不尽な体制、覇権と不公正をもとに国民を支配してきた全ての権力者たちにとって、よい教訓となっています。カダフィ大佐は、1942年、リビアのシルトにある村で生まれました。その70年後、彼はそこで国民の革命的な怒りに直面し、この地で終わりを遂げました。

    カダフィ大佐のがどのように死亡したのか、誰かに殺害されたのかについては、彼のリビアでの生活や統治と同じように、未だに明らかにされておらず、彼だけが知っていた様々な出来事は闇に葬り去られることになりました。カダフィ大佐の40年に及ぶ独裁統治の中で何よりも明らかなのは、彼の情報システムが完全に閉ざされたものであったこと、そして彼の支配が、圧制、弾圧、殺害に基づくものであったことです。7ヶ月に及んだ独裁者に対する国民の蜂起の結果、数万人が死亡しました。これは過去に前例のない数字です。長年に渡り、リビアの閉鎖された雰囲気の中で暮らしてきた数万人の国民が殺害されたことは、カダフィ大佐が行った国民に武力を行使した結果であり、NATO北大西洋条約機構の力を誇示する介入によって起こりました。そしてこれは、世界の人々の目にも明らかになっている事実です。
    西側は常に、独裁者や圧制者を作り出す原動力となり、独裁者の誕生において中心的な役割を果たしてきました。西側は彼らを操ることで、自らの覇権主義的な目的を果たし、中東の産油地帯を支配しようとしてきたのです。もちろん、同様にこれまでの経験から、西側は独裁者がそれ以上使い物にならないことが分かったところで、容赦なく引きずりおろすことも明らかになっています。カダフィ大佐も、西側の駒の一人でした。彼はリビアの遅れた社会に生まれ、そこで成長し、西側の支援を受けて、何十年にも渡り、この国を支配してきました。そして最後には、西側の欺瞞によって国民の前に立ちはだかり、彼らの怒りを自らの命と引き換えにしたのです。こうして、カダフィ大佐の死亡により、中東地域の独裁者の歴史がまた一つ、閉じられました。彼の42年に及ぶ統治は、国民に対する不公正、不道徳、侮辱にまみれており、リビアの国民は、その間、世界を現実的に見ることを許されませんでした。カダフィ大佐の死亡により、数百、あるいは数千もの疑問が明らかにされないままとなっています。そうした疑問が明かされないことで喜ぶのは、間違いなく、西側の覇権主義体制だけでしょう。なぜなら、カダフィ大佐の死により、彼のみが知っていた、大国の裏の動きに関する包括的な情報が葬られることになったからです。

    最終更新 ( 2011年 10月 21日(金曜日) 19:19 )

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  3. From CounerPunch
    http://www.counterpunch.org/2011/10/21/will-seif-gaddafi-survive-to-have-his-day-in-court/

    Weekend Edition October 21-23, 2011
    17Targeted for Assassination by NATO?
    Will Seif Gaddafi Survive to Have His Day in Court?
    by FRANKLIN LAMB
    During the late evening of 10/20/11 the White House, the Office of the Secretary of State, the US Senate Foreign Relations Committee and the Libyan Embassy in Washington, DC received a faxed communication from an American organized international legal team currently preparing their departure to Libya.

    The group, whose assistance has been arranged through Gadhafi family members and friends, has accepted the obligation to represent Seif al Islam against charges filed by the International Criminal Court on June 26, 2011 and to represent him in any legal proceedings that the NTC government may bring against him in Libya.

    This observer is a member of the group of international lawyers who seek justice for their client, Saif al Islam.

    An excerpt of the communication to Washington reads:

    “We demand that our client, Seif al Islam al Gadhafi be immediately protected and kept under continual watch and care by the International Committee of the Red Cross until we are granted personal contact with him and have the opportunity to complete current efforts at arranging interim measures of protection to guarantee his safety.

    “We insist that our client not be questioned or interrogated by anyone including representatives of the current government of Libyan or by investigators from the ICC until he has had the opportunity for legal consultation and until he recovers from his wounds.

    “The rights of Seif al Islam must be protected in full compliance with international norms and we call on the United Nations Security Council and International Human Rights Organizations to act immediately to protect our client.

    “Information arriving from family members and friends of our client Seif al Islam leaves no doubt that NATO has ordered his killing to spare them the international accountably that awaits NATO as the World learns from eyewitness accounts and reliable, competent and probative physical and demonstrative evidence compiled over the past six months exactly what NATO has wrought on Libya and its civilian population.

    “Shortly we will file with the ICC formal demands for our clients protection and his transfer to a sanctuary outside of Libya lest he be assassinated as was the fate today of his father, Colonel Moammar al Gadhafi.

    “We intend to hold the current governments of Libya and the United States as well as NATO fully responsible for the brutal assassination of our client’s father and brother Mutassim and for any abuse or harm that is directed at our client, Seif al Islam.

    “We intend to prove in Court that since the passage of UN Security Resolution by the United Nations Security Council on March 17, 2011, NATO has repeatedly targeted civilian targets with more than 9,000 bombing sorties in Libya as part of its campaign to assassinate the Libyan leader Colonel Gadhafi and his close aides and advisers.

    “We intend to prove in Court that NATO did repeatedly sanction others to carry out his assassination and that his killers on October 20, 2011 knew that a large cash award awaited them if they killed Colonel Gadhafi and silenced him from testifying against NATO officials and current Western leaders who led the eight month destruction of Libya.”

    The next few days will be a major test for the application of international law as applied to Libya and may well signal whether Libya descends more deeply into civil war.

    Franklin Lamb is a member of the American led legal team that intends to defend Seif al Islam against current charges filed against him at the International Criminal Court. He is reachable c/o fplamb@gmail.com

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