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Friday, April 13, 2012

沖縄ができる復興支援はがれき処理ではない: 浦島悦子

『沖縄タイムス』3月31日に掲載された、沖縄・名護市の著述家、運動家、浦島悦子さんの記事を紹介します。

福島原発事故が勃発して間もない2011年4月はじめ、浦島さんのメールからの言葉を引用しました。
なんという世界を私たちは作ってしまったのか。水も空気も土壌もすべて汚染され、命を育むはずのものが命を脅かすものになってしまった・・・ 未来の子どもたちに私たちが犯してしまった罪を思うと身震いします
あれから一年。この浦島さんの言葉が一層の重みをもって、のしかかってきます。@PeacePhilosophy
Urashima Etsuko

沖縄ができる復興支援とは?

 東日本大震災・福島原発事故から1年以上経った今も被災地の復興は思うように進んでいません。復興を妨げている最大のものが災害がれきだと、政府はその広域処理を全国的に推進しようとしています。沖縄でも、被災地の痛みを分かち合おうと、がれき受け入れの動きが始まっていますが、それが被災地復興への支援であり、ユイマールの心であるというのは、ほんとうなのでしょうか?

 朝日新聞が今年2月に行ったアンケート調査によれば、被災地域住民が優先すべきと考えている最大の課題は、雇用、原発事故の収束・放射性物質の除染、心のケアなどであり、がれきの処理ではありません。地元はむしろ「1020年かけて地元で片づければ雇用も発生する」(岩手県岩泉長の伊達町長)と広域処理には否定的です。

 福島原発事故による放射性物質を含んだ震災がれきを、政府は1kg当り8000ベクレルまで全国で処理できるとしています。しかし国際基準は100ベクレルであり、それ以上のものは処分場に閉じこめ厳重な管理下に置かれています。日本でも震災の前までは同様でしたが、原発事故後、何の根拠も示さないまま基準を80倍にも引き上げたのです。がれき受け入れを打診された全国各地の自治体が「人体への被害がわからないものを検討はできない」と拒否するのは、地域環境や住民の健康を守る立場から当然です。そもそも放射性物質は発生源からできるだけ近い場所に封じ込め、拡散させないことが原則であり、東京電力と政府はそこに全力を注ぐべきです。  莫大な血税を使って全国に放射性物質をばらまき、安全な場所をなくしてしまうことがユイマールであるとは思えません。

 沖縄はいま、皆無とは言わないまでも国内で最も放射能汚染の少ない安全な場所です。
放射性物質の影響をいちばん受けるのは細胞分裂のさかんな子どもたちですが、チェルノブイリの経験から、汚染のない場所に1カ月滞在すれば子どもたちの体内のセシウムが激減し、健康状態がよくなることが立証されています。夏休みや春休みなどに福島の子どもたちを沖縄へ受け入れる試みが既に行われており、今後、保養地としての大きな役割が期待されています。また、汚染された食物による内部被曝が問題になる中で、亜熱帯の自然の恵みと汚染のない土で育てた安全な食材を、被災地をはじめ全国の子どもたちに届けることこそが、沖縄ができる最大の復興支援ではないでしょうか。     (浦島悦子) 


このサイトの浦島悦子さんの記事:

2012年1月6日
浦島悦子:辺野古アセス評価書、防衛局が未明の「奇襲」-稲嶺名護市長「あきれてものが言えない」 http://peacephilosophy.blogspot.ca/2012/01/blog-post.html

浦島さんの著書は、こちらを

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