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Friday, January 13, 2012

川俣町の農家からキロ520ベクレルの米・「自家用だから」と県は発表せず

また「基準」超えの米が発見された。
共同 1月13日
福島米、また基準値超える 川俣町の農家
 福島県川俣町の農家が昨年収穫した玄米から暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える520ベクレルの放射性セシウムが検出されていたことが13日、分かった。町が同日付のホームページで公表した。県は当初、自家用米で出荷していないとの理由で発表しなかった。

 コメの基準値超えが判明した農家は、福島、伊達、二本松、川俣4市町の計32戸となった。

 農林水産省は「同じような環境で育ったコメに同様に基準値超えがないか至急確認が必要だ」としている。
読売
福島・川俣町のもち米から規制値超のセシウム

福島県川俣町は13日、町内の農家1戸が生産したもち米(玄米)から、国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超える1キロ・グラムあたり520ベクレルの放射性セシウムが検出されたと公表した。
 自家消費用のため販売されておらず、県は現在進めるコメの緊急調査の対象外だとし、規制値を超えたことを公表していない。

 農家は今年度、自家消費用にもち米150キロ・グラムを生産。町はこの農家に対し、食べないよう注意を呼びかけた。

(2012年1月13日20時41分 読売新聞)
川俣町災害広報のページの見出しには米のことなど触れておらず、「災害広報」としかなくて探しにくかったが、ここにあった。
http://www.town.kawamata.lg.jp/sokuhou/wp-content/uploads/2011/12/NO42.pdf (下記に画像ファイルで貼り付けた。)

これを読んでわかったことは、町の計測器(シンチレーションスペクトロメータ)で測ったところ490、478、465 Bq/Kg と出たので県のゲルマニウム半導体検出器で測ったところ520 Bq/Kg だったということだ。県は、米を出荷・販売している農家だけを対象に「緊急検査」をしているが、町は、飯米農家を含む稲作農家全戸を対象にしていると。報道によると、県は、自家用米であるという理由で公表しなかったということだが、これは大問題だ。

今回の例は、出荷・販売だけしている農家だけを調べていていたのでは汚染の全貌はつかめないということを示している。それを発表しなかったのは隠蔽であり、汚染の全貌を知りたくもないし知らせたくもないという県の姿勢が伺える。また、自家用で食べるのなら妊婦にでも小さい子でも食べさせていいのだというような無責任な姿勢も伺える。そして、昨秋二本松市から始めて500Bq/Kgを超える米が発見されたときは全国的な大騒ぎになったが、今回は報道しているメディアも非常に少ない。

内外で笑いもの、そして怒りの対象になった野田内閣の「収束宣言」以来、情報隠蔽は加速しているように感じられる。@PeacePhilosophy


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