To view articles in English only, click HERE. 日本語投稿のみを表示するにはここをクリック。点击此处观看中文稿件한국어 투고 Follow Twitter ツイッターは@PeacePhilosophy and Facebook ★投稿内に断り書きがない限り、当サイトの記事の転載は許可が必要です。peacephilosophycentre@gmail.com にメールをください。Re-posting from this blog requires permission unless otherwise specified. Please email peacephilosophycentre@gmail.com to contact us.

Tuesday, August 09, 2011

城山の朝

痛みと かわきと

飢えと 病と

寂しさと 不安かかえて

生きてきた あななたちが今

ここにいる

66年前の夏

見上げた空

真っ青な空のひと時が

永遠となる



ヒロシマナガサキの子どもたち

フクシマの子の手を取って逃げる

逃げる 逃げる どこまでも逃げる

ひとり

またひとり

もうひとり

十人になり   百人になり   千人になり   

一万人になり   十万人になり   

原爆の子と 原発の子の群れが

南へ   西へ   手に手を取り

走って 走って 着いた



泉邸の木陰へ  城山の丘へ

疲れはてた体はたわみ

眠りに落ちた



目がさめて

見上げる空

あの子たちはどこ

まだ眠い



夕なぎのむこうへ

小高く鳴る丘へ

日は暮れていく

No comments:

Post a Comment