To view articles in English only, click HERE. 日本語投稿のみを表示するにはここをクリック。点击此处观看中文稿件한국어 투고 Follow Twitter ツイッターは@PeacePhilosophy and Facebook ★投稿内に断り書きがない限り、当サイトの記事の転載は許可が必要です。peacephilosophycentre@gmail.com にメールをください。Re-posting from this blog requires permission unless otherwise specified. Please email peacephilosophycentre@gmail.com to contact us.

Friday, April 25, 2014

Profound mistake を「正しくない」と訳しますか??? 日本のメディアはねつ造に近い 訂正してください

4月28日追記:この問題の最新投稿、見てくださいね!
【御用通訳に注意】オバマ発言誤訳は日米共同記者会見の同時通訳によるものだった。官邸HPの動画でも誤訳。


(4月27日追記・速報。『琉球新報』27日版3面でこの誤訳問題が取り上げられました。ウェブに出たらリンクを張ります。当ブログ管理人、乗松聡子のコメントも載せてくれました。profound mistake, 私は「深刻な過ち」と訳しましたが、琉球新報の記事では「重大な誤り」と訳しています。どちらも適切な訳だと思います。今回の首脳会談で、「尖閣に安保適用」は、従来の米国政権の安保条約解釈をオバマ大統領が繰り返しただけでしたが日本メディアは横並びで大騒ぎしました。この首脳会談の一番の要は、オバマ氏が自ら直接安倍氏に「尖閣をエスカレートさせるのは重大な誤り」と警告したことです。尖閣題の平和的外交的解決を何度も促していました。日本のメディアは大合唱で「オバマが中国をけん制」と言いますが、オバマ氏は、この会談で日本をけん制していたのです。日本の報道でこれがしっかり伝わったところがあるでしょうか。この強い警告を誤訳でごまかしスルーしようとした責任はどこにあるのでしょうか。この「正しくない」という訳を最初にしたのは同時通訳であったという情報がありますが、大統領の同時通訳を務めるようなプロがとっさにこのような誤訳をする可能性は低いとみています。背後にはどんな動きがあったのでしょうか。この会見の公式記録は下記の通りホワイトハウスのサイトにはありますが、日本政府による公式記録はどこにあるのでしょうか。追及する必要があります。@PeacePhilosophy こと乗松聡子)

日米首脳会談後の共同記者会見で、オバマ大統領が、尖閣問題について問題のエスカレーションを続けることは profound mistake (「深刻な過ち」)と安倍氏に警告したその言葉を、かなりの数の日本メディアが「正しくない」という、全く正しくない翻訳をしていることは昨日指摘した。アクセスを集めているので読んでください。

尖閣問題をエスカレートするのは profound mistake「深刻な過ち」とオバマが安倍に釘をさした言葉を、日本のメディア多数が「正しくない」と誤訳している
http://peacephilosophy.blogspot.jp/2014/04/profound-mistake.html

会見当日の民放のニュース番組では、TBSニュース23は「正しくない」と報じていた。TV朝日の「報道ステーション」は「大きな過ち」と字幕が付いていたので合格である。他の局は知らない。

 今日になっても、全国のメディアが「正しくない」と訳している。私が電子購読している琉球新報の3面の解説記事にも「正しくない」が二度出てきている。

昨日は産経、毎日、東京新聞でのこの誤訳の使用を指摘したが、

高知新聞

中日新聞社説

西日本新聞

東京新聞社説

新潟日報社説

まだまだ気づいていないものもあるのだろう。海外にいるので各紙の紙面を見られないので限界がある。日本にいる皆さん、調べて教えてください。

これらのメディアの中には原文も読まずただどこかの翻訳をもってきたところもあるのだろう。尖閣のエスカレートは「深刻な過ち」という強い言葉を使ったことにビビった誰がこのようなトンデモ訳を思いつき、伝染していったと考えられる。

この問題はどこか責任ある媒体が取り上げ、各社が責任を持って訂正していくべきではないのか。ふつうの誤訳とはわけが違う。英語力の欠如のせいにはできない。profound mistake をどんなにひねっても誤解しても「正しくない」にはならない。オバマが使った言葉を隠ぺいしようと意図的にやったこととしか思えない。ねつ造ともいえる行為である。

この一言にこだわるのは、この発言の重要性からもそうだが、このような意図的誤訳で国民の目をくらまし、逃げおおせる前例を決して作ってはいけないと思うからだ。

みなさん、声を挙げてください。メディアの人もしっかり向き合って訂正してください。

@PeacePhilosophy






No comments:

Post a Comment